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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

アマナの名をもつ野草ホソバノアマナ

2012年02月05日 | 日記
ユリ科には「アマナ」の名のつく花、キバナノアマナ属、チシマアマナ属、アマナ属の3属がある。



ホソバノアマナ。ユリ科チシマアマナ属。
鱗茎から1枚の葉と1本の花茎をだす。
「アマナ」の名をもつ花、ユリ科に3グループある。「アマナ属」は「アマナ」の仲間の代表ともいえるが、アマナ属は北海道では生育しない。



ホソバノアマナの花。
花被片は6個でロート状、緑色の筋が入り平開しない。雄しべは6個で花被片より短い。子房は3室で3数性の花である。それで、学名(種名)も「トリフロラ」(三つの花)である。札幌周辺では、キバナノアマナが一番多く、花期も一番早く、ホソバノアマナがそれに次ぐ。



キバナノアマナ。
ホソバノアマナのチシママナ属やアマナ属はユリ亜科だが、キバナノアマナ属はネギ亜科。同じアマナの名をもつ花だが、違いもあって、キバナノアマナ属の花には総苞片がつく。
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