明治2年に北海道開拓使が設置され、札幌の街づくりの一環として、円山の麓に札幌神社(現在の北海道神宮)が造営され、境内に多くの樹が植えられた。スギもその一つである。北海道に自生はないが、植えれば立派に育つということである。

スギの樹皮です。
スギは日本の最も重要な針葉樹とされる。造林面積でも日本一だし、日本の巨樹リストでも、本数でダントツの一位である。ヒノキの樹皮も屋根葺きなどに利用され(檜皮葺・ヒワダブキ)るが、スギの樹皮も同様の使い方がされる。(杉皮葺き)昔の農村はこうした樹皮葺きか茅葺きが普通であった。

スギの雄花序です。
早春に花粉を飛ばし、本州では深刻な花粉症を引き起こす。北海道内の花粉症はハンノキやシラカンバが多いというが、本州ではやはりスギが一番である。
今年の夏の猛暑のお陰で、来年のスギの花粉飛散量は今年の何倍にもなるという。
あの、風を白っぽく染めてしまう程の多量のスギ花粉、風媒花で仕方がないとはいえ、いかにも非効率である。

スギの葉です。
スギの葉には香りのいい油分が含まれている。トコロテン用の酢醤油のビンの口にスギの葉をつけて、その香りをつける、そんな事をしたこともある。
作り酒屋の軒先に、新種が出来たことのしるしとして、酒林(サカバヤシ)を飾る慣わしがある。酒林は杉玉ともいい、スギの葉を丸めたものである。スギの葉のいい香り成分と関係があるように考えてしまうが、酒の神様、造酒の神様を祀る三輪神社のご神木がスギであることから生まれた習慣であるという。

スギの樹皮です。
スギは日本の最も重要な針葉樹とされる。造林面積でも日本一だし、日本の巨樹リストでも、本数でダントツの一位である。ヒノキの樹皮も屋根葺きなどに利用され(檜皮葺・ヒワダブキ)るが、スギの樹皮も同様の使い方がされる。(杉皮葺き)昔の農村はこうした樹皮葺きか茅葺きが普通であった。

スギの雄花序です。
早春に花粉を飛ばし、本州では深刻な花粉症を引き起こす。北海道内の花粉症はハンノキやシラカンバが多いというが、本州ではやはりスギが一番である。
今年の夏の猛暑のお陰で、来年のスギの花粉飛散量は今年の何倍にもなるという。
あの、風を白っぽく染めてしまう程の多量のスギ花粉、風媒花で仕方がないとはいえ、いかにも非効率である。

スギの葉です。
スギの葉には香りのいい油分が含まれている。トコロテン用の酢醤油のビンの口にスギの葉をつけて、その香りをつける、そんな事をしたこともある。
作り酒屋の軒先に、新種が出来たことのしるしとして、酒林(サカバヤシ)を飾る慣わしがある。酒林は杉玉ともいい、スギの葉を丸めたものである。スギの葉のいい香り成分と関係があるように考えてしまうが、酒の神様、造酒の神様を祀る三輪神社のご神木がスギであることから生まれた習慣であるという。