
イワガラミの冬芽。ユキノシタ科イワガラミ属。
岩にも絡みつくと言うので「岩絡み」の名を持つが、多くは樹木の幹を付着根で攀じ登る。
ツルアジサイによく似るが、冬芽を見れば簡単に見分けられる。
ツルアジサイが紡錘形であるのに対してイワガラミは卵形、ずんぐりしている。葉痕はツルアジサイの三日月形に対してイワガラミは倒松形、1年生枝はツルアジサイより太い。

イワガラミの樹皮。
ツルアジサイの樹皮は縦に薄く剥がれるが、イワガラミの樹皮は剥がれず細かい裂け目が入る。
ツルアジサイもイワガラミも他の樹木の樹皮に付着根を差し込んで攀じ登るが、イワガラミはツルアジサイと比べると攀じ登る相手に対する密着度が低いことが多い。

イワガラミの葉。
全体の葉の形はツルアジサイに良く似るが、イワガラミの方が葉身が少し細長く、葉柄は共に長い。
鋸歯はツルアジサイより粗く数は少ない(ツアジサイの30個以上に対してイワガラミは20個以下)。
葉を揉むとキュウリのような青臭い匂いがする。
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