goo blog サービス終了のお知らせ 

井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ミヤマキンバイ

2021年03月08日 | 日記

ミヤマキンバイ1。バラ科キジムシロ属。

亜高山~高山のやや湿った草地や礫地に生える多年草。地下茎を伸ばし、所々で花茎と葉をだす。

メアカンキンバイ同様、高山性のキンバイ。この株は大雪山・赤岳産。

ミヤマキンバイ2。

葉はメアカンキンバイ同様の3出複葉。小葉はメアカンキンバイと違って鋸歯縁となる。

この株はオロフレ山産で、大雪山産のものとは印象が若干異なる。

ミヤマキンバイ3。

黄花の5弁花で「キンバイ」、メアカンキンバイによく似るが、径が20mmほどで若干大きい。萼片と副萼片とはほぼ同形の狭卵形。

ミヤマキンバイの学名(種小名)は「マツムラエ」。メアカンキンバイは宮部金吾博士に献名されたもにだが、ミヤマキンバイは松村任三博士に献名されたもの。松村任三博士は150種以上の新種を発見し、新しい時代の植物学の基礎を作り上げたと言われる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道の花・メアカンキンバイ | トップ | 北海道の花・アポイキンバイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事