ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

ハイチュウアイスバー

2016-11-15 21:12:30 | 日記
 風邪がなかなか治らない。しゃべると咳が止まらなくなり、読み聞かせの練習ができなくて困る。病院でもらった咳止めやら、点鼻薬やら、アレルギー止めの薬やら、吸引薬やらでなんとか咳がおさまりますように。

 関ジャニ∞のDVDが届く。見たいけれども、我慢。読み聞かせが終わるまで我慢・・・。

スーパーでハイチュウのアイスバーを見つける。

不思議な食感。ハイチュウの食感ということか。氷菓なので、夏に食べたかったな。(夏は見つけることができなかった)冬は氷菓よりアイスクリームの方が美味しいと思う。私は、りんご味よりぶどう味が好き。
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『五辧の椿』

2016-11-14 17:47:41 | 
 ふと気づくと街路樹が色づいていた。桜はもうすっかり紅葉。トウカエデは、少し色づいてきた感じ。トウカエデが色づく道が大好きなのだが、最近、紅葉前に枝が切られてしまう。落ち葉が嫌われて、枝を切られるのだと思うが、残念だ。近隣の方は街路樹の落ち葉の掃除で大変だと思うが、きれいにトウカエデを色づかせてやってほしいと思う。

『五辧の椿』
 山本周五郎 新潮社
 天保五年の正月、むさし屋喜兵衛の寮から火の手が上がり、焼跡から三人の焼死体が見つかった。三人は、長く結核を患っていた当主喜兵衛と、妻おその、娘おしのと認められる。一方その年の晩秋、江戸の町では殺人事件が相次ぎ、骸の傍らには必ず椿の花弁が残されていた。被害者はいずれも殺されて当然と思われるような悪名高い男たちばかり。この一連の事件に、与力青木千之助が捜査に当たる。聞き込みの末に若い娘の影を掴むが、果たして娘とは・・・・・・。
 生娘の潔癖さがそうさせたのだと思う。殺された男たちは血も涙もない所業をしてきた。うまいと思う。でも、私は、今一つおしのの気持ちに寄り添えなかった。私は復讐話より人情話が好きだな。
 
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DVD『ほしのこえ』

2016-11-12 21:48:55 | 
 風邪がなかなか治らない。鼻水がズルズルで苦しい。鼻をかみすぎて、頭も痛い気がする。

DVD『ほしのこえ』 新海誠制作作品
 21世紀の半ば、国連宇宙軍のロボット・パイロットに選ばれ、宇宙へ飛び立っていった中学生の少女・美加子(武藤寿美)は、地球に残る同級生の昇(鈴木千尋)と携帯メールで彼女と連絡を取り合うが、距離が離れるにつれて互いのメールが届く時間も長くなっていく…。「君の名は。」の新海誠作品。
 一人で制作したという。それはすごいと思う。背景も美しい。しかし、キャラクターの顔のクオリティーが低すぎる。時々、人物がゆがんで見える。せつないラブストーリーになるはずが、稚拙なキャラクターデザインで気持ちが萎える。もうちょっと、なんとかならなかったのかと思う。壮大な話を25分にまとめているので、無理がある感じがする。「君の名は。」のチームで作り直せないものか。
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『真実の10メートル手前』『無私の日本人』

2016-11-11 20:04:06 | 
 父が軽い脳梗塞になる。なんでも、かかとがぶ厚くなった気がしたらしい。もうその時には、麻痺の前駆症状みたいな感じで、感覚がおかしくなっていたのかも。かかりつけの医者に行くと、すぐ救急車で大きな病院に運ばれる。MRIを撮ると、小さな詰まりかけがあり、すぐ治療をして、後遺症もなく一週間で退院。よかった。

『真実の10メートル手前』 米澤穂積 東京創元社
 『王とサーカス』で活躍したジャーナリスト、太刀洗万智の短編集。
 短編集なので『王とサーカス』より読みやすいと思った。太刀洗万智の推理が冴え、そっけなさの中に人間味が宿る。私は、『恋累心中』『名を刻む死』『綱渡りの成功例』がいいと思った。

『無私の日本人』 磯田道史 文藝春秋
 所収の短編「穀田屋十三郎」を原作に映画化(「殿、利息でござる! 」)
 他人と競争することが多い現代社会。日本にはそれと違う深い哲学があり、無名の江戸人にもその哲学が宿っていた。作者はあとがきで日本にとって怖いのは隣国より貧しくなることではなく、日本人の心根が失われることだと言う。本当に大きな人間とは、偉くならくても金を儲けなくても、濁ったものを清らかにかえる浄化の力を宿らせた人だと作者は言う。そこで、穀田屋十三郎、中根東里、大田垣蓮月の無欲で謙虚な一生を描いた。あとがきの言葉がすべてを語っていると思う。少しでも自分が楽して得しようとする現代の風潮の中、回りの人の幸せを考え与え続ける人たちの姿には頭が下がる。せめて自分は謙虚でありたいと思った・・・。
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上原隆さんの本

2016-11-08 21:50:42 | 
『友がみな我よりえらく見える日は』『喜びは悲しみのあとに』『雨にぬれても』 上原隆 幻冬舎アウトロー文庫
 いろいろな人の人生を切り取った小さなノンフィクション作品集。
 一般的に見てダメな人の短い話の中にキラリと光るものがあったりと、作者のまなざしが温かい。
 何よりも題名がいい。「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ」(石川啄木) 「喜びは悲しみの後にかならずやってくる」(キャロル・キング作詞『喜びは悲しみの後に』)『雨にぬれても』(バート・バカラック作曲 ハル・デヴィッド作詞 田中まこ訳)『雨にぬれても』の中の歌詞「幸せが訪れる日はそれほど遠くないはず」がいい。
 私は「小さな喜びを糧に」(『喜びは悲しみのあとに』)「夜間中学」(『雨にぬれても』)がいいと思った。
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