ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『湖畔荘』

2018-03-22 18:07:12 | 
 我が家の近くでは、雪柳が満開。白い滝のようだ。木蓮は、開ききってしまい、だらしない姿。桜は、木によっては5分咲き。しかし、ベランダのジャスミンは、葉が落ちてしまった。体調が悪かったり、店の改装で仕事が忙しかったりして、昼間の水やりを忘れがちだったから。ごめんね。

『湖畔荘』 ケイト・モートン 青木純子訳 東京創元社
 ロンドン警視庁の女性刑事が問題を起こして謹慎処分となった。女児を置き去りにして母親が失踪したネグレクト事件を担当していて上層部の判断に納得がいかず、新聞社にリークするという荒技に走ったのだった。ロンドンを離れ、コーンウォールの祖父の家で謹慎の日々を過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷・湖畔荘を偶然発見、そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、その生死も不明のまま迷宮入りになっていることを知る。興味を抱いた刑事は謎に満ちたこの事件を調べ始めた。70年前のミッドサマー・パーティの夜、そこで何があったのか?
 上巻の半分くらいまで忍耐。すると、あとは先が読みたくてたまらなくなる。ミスリードされ、「こいつやろ!」と思ったら違うこと数度。ラストは、「都合が良すぎだろ!」と思う反面、「よかったあ・・・」とうれしくなる。
 女性刑事、ネグレクト事件の母親、湖畔荘の女主人と3人の事件が見事に交錯する。上巻のエリナとアンソニーの出会いは、甘い恋愛小説!

 『湖畔荘』のような上下巻600ページ超えの本を読む気力も戻ってきた。普通に生活できるのが幸せ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする