ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『三鬼』

2018-03-12 16:46:04 | 
 春の気配がする。
 ウグイスが鳴いていた。春の初めにしては、上手に鳴いていた。「まさか、放送ちゃうやろな」と思ったが、放送を流すところではないので本物のウグイスだと思う。私は、下手くそに鳴くウグイスが鳴くうちにどんどん上達していくのを聞くのが好きなのだが。
 道では、木蓮が大きな白い花をつけていて、驚いた。気付かなかった・・・。今年は、体調が悪くて、岡本の梅を見に行く元気がなかったなあ。体調が悪い中、これだけは今やっておかないと剪定したバラは、若芽をふきだしている。ギボウシもつんつんと土の中から芽をのぞかしている。
 いかなごは、始めは1kg2500円前後だったが、1kg2980円になっていた。今年も、炊けなかったいかなごのくぎ煮。来年は、安くなって炊けるだろうか。

 旅行から一か月がたとうとしている。いいかげんに旅行の話を書き終わらなくては。

『三鬼』 宮部みゆき 日本経済新聞出版社
 江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語が評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘(『迷いの旅籠』)に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋(『食客ひだる神』)、山陰の小藩の元江戸家老(『三鬼』)、心の時を十四歳で止めた老婆(『おくらさま』)。おちかの聞き出す話とは?
 シリーズ物の4だったらしい。でも、途中からでもすっと読むことができる。でもでも、他のシリーズも読んでみたいと思った。
 体調が悪い時に読んだからか『迷いの旅籠』は読みにくかった。『ひだる神』は、おかしみがある。『三鬼』は、一番好き。『おくらさま』は、う~ん、複雑な感情がわいてくる。565ページという分厚さに、一瞬ひるむが、さすが、宮部みゆきさん。読ませるなあ。
コメント
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