あおの気持ち

今となっては「「みんな頑張れ~」」かな
世の中ってプラマイゼロだから。自分が人のために損することを惜しまない。

足場

2012-03-21 | Weblog
足場が倒れて子供が亡くなりました。

現場写真を見ましたが、あれは無茶。
足場一列で10mでしょ?
アウトリガーを使っても、7~8mを超えると怖いです。

行政は「建物にアンカー打って固定」なんて言ってますが
既設の補修か何かでしょ? ふつう既設建物にアンカーなんて打ちません。

建物に傷入れたら怒られるでしょw

あの場合、足場は2列並列に建てるべきで、それを固めるべきでした。
多分、足場のレンタル料を削減した結果でしょう。

元請けが指示していたでしょうけど、対策費の支給は無かったでしょうから。

世の中って、いつもこんは風になります。
悪いのは倒れない対策をしなかかった人。
安全対策費を見てくれない元請けだけど
自前で倒れない(一応)吸盤を使ってたのでしょう。

自分たちがその上で作業するのだから、最大限の努力はしたはずです。
ただ、吸盤は揺れ止めのつもりだったのでしょう。


発注する親会社は「安全対策も含まれる」というでしょうが
見積に入れると言われる。「これなに?」と。
「いつも作業してるのだから安全対策必要なことはわかってるでしょ」と。
でも、毎回作業費に毛が生えた金額で受けてて、安全対策用の備品買えますか?

事故を無くすには、発注先に工事に必要な安全対策部材を全て支給すること。
身を守るために業者を縛り付けても事故は減らない。

作業費は作業費。安全は親会社が全て支給して、それを足元にころがしておいて事故が起きたら業者の責任。でしょ?

対策しようにも、無いのだから。

これで法律も厳しくなるでしょう。「足場を建てるときは転倒防止のために○○をしなさい」と。
それも業者負担になるでしょう。

なぜ行政は「この規模の工事にはこのくらいの安全対策費が必要」という指針を出さないのでしょうか?
いくら建築土木寄りの先生方でも、それが基準になることくらい分かりそうなものですが。
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