まあまあ人生

70年の人生 まあまあですね

善行を先に延ばすな

2006年03月13日 | Weblog
今日は朝から冷たい風が吹き、午後からは、小雪が舞う寒い一日であった。今朝も、大阪朝祷会に出席する。今朝は、日本基督教団四条畷教会で28年間、伝道牧会をされていたD師が、「明日に延ばさぬ善行を」と題して詩編90編12節(生涯の日を正しく数えるように教えてください。知恵ある心を得ることができますように。)から話された。 D師は、これまで度々明日に延ばしたために、痛恨の思いをかみしめることを味わったと、例えば、癌で入院されていて大分悪い状態であると聞き、訪問しょうと思ったが、用事が出来、一日延ばしたが、その方が亡くなられた。また、D師は心を病んでおられる方に重荷をもっておられて、交わりをしていたある方から、夜中に電話が架かってきた。その朝早く、遠方に出張する予定であったため、帰ってからゆっくりと話をしようと電話を切った。出張から帰ると、その方は、その日自殺をしたことを知り、なぜ、その時、話を聞かなかったと後悔された。また、恩師が入院されて早くお見舞いをと思いながら、忙しさのために、延びていたが、恩師が急逝されたことなどが話された。それに比較して、四条畷教会に故大川増江姉がおられた。ある時、永年伝道されていた宣教師が、母国に帰国されるため、空港で倒れられ、連絡を受けたD師は駆けつけ、荷物を入院先に届けられた。宣教師からボストンバッグからタオルをだしてくれるよう頼まれたので、出してみるとそれは雑巾のように使い古したタオルであり、パジャマも擦り切れたものであった。D師は何とも言えない気持ちになり、教会に帰り、大川姉に話された。すると大川姉は、大きな風呂敷一杯にタオル、パジャマや、下着類までつめて、宣教師の所へ行きましょうと言われた。また、危篤の癌患者がおられた。医師は、癌であることを知らせては駄目だと言っておられ、それを聞いた大川姉は、先生行きましょうということで一緒に行かれた。面会したとたん、病人にたいして、大川姉は、天国で再会しましようと短刀直入に言って、その後は、喜んで交わりの時を過ごされた。D師は初めはらはらしたものの本当に良かったと感謝された。このように大川姉は、善いと思うことは躊躇せず実行する人であった。 与えられている今日という日を精一杯生きよ、心にある好意ある善きことを明日に延ばすなと自らに戒めるごとく話された。 . . . 本文を読む