寒さの春

あったかいあったかい。春だ春だ。
と浮かれていたらここ数日とても寒い。
ことに風が強くて冷たい。
時期的にはもう春なんだし、３月にもなったんだから
あったかくなってもよさそうなものなんだけど、
でも今年は暖冬という特殊なものがあったので、
その反動なのかと思えば思う。
もう、いったい何が勇み足なんだか、足踏みなんだかよくわからない。

そんな中、五反田団の公演「いやむしろわすれて草」を見に行った。
なんかのなかで前田さんが「あれは一般ウケを狙ったものです」みたいなことを書いていて、一般ウケを狙って書ける前田さんはすごいなぁ、という印象を受けたことがあるのが今回の作品。
うん、メジャーだ。メジャー作品だった。
なんかもうセ・リーグ、パ・リーグでメジャーとマイナーを分けるのは古いよね、だってもう本物のメジャー（アメリカ）球児がバンバン出てきてるじゃん。
そんなことはともかく、面白かった。
最後は不覚にもちょっとうるっときた。
子供のギャン泣きがおもしろい、ということに気付いて舞台化できるってのはやっぱりすごいと思う。
でも、個人的にはメジャーより、こないだのヤツの方がぶっ飛んでて好きだ、というところに行き着いた。

公演後に、薄手の服一枚で出てきた前田さんと話す。
すっげえ寒そうだった。
その後の食事に誘ってもらったけど、今日は他に食べたいものあったので帰る。

んで、その食べたいものというのが、
三鷹にある店で出すレバーペーストで、私はこれが食べたいがために店が閉まらないうちに帰ったのだが、
行ってみるとなんと、今日はないのだそうだ。うえ。
仕方ないので、レバーペーストに似たものを頼んで食べる。ビールも飲む。
店に置いてある本を読む。
こんな風に昨日は終わりました。