現実

今日、勤め先の保育所に新しい本棚がひとつ届いた。
絵本を入れるための本棚で、別に大きくはないが、子供が取り出しやすく、けっこうかわいいつくり。
一人のスタッフがほしいですと言い、自分で発注して、今日届いた。
そのなんとも何気ない本棚導入につられて、
私も何気なく値段を聞いたら、びっくりした。
「定価で３万。」
どせー。
「保育所割り引きで２万５千。」
どっせっせー。
この値段は我が家のどの家具よりも高い。
なんて割高なんだ。ベビー用品。
おののいている私に別のスタッフがささやいた。
「じゃあ、このベビーチェアーいくらだと思う？」
園にはこのベビーチェアーが６台ある。
子供を乗せて寝かしつけたりするごくごく普通のやつだ。
私は大人用の自転車ほど高くはないとふんだ。
「え、７０００円くらいですか。」
「ううん、にまんよんせんえん。」
えーっ。
しばらくえーっえーっと園内をぐるぐる見渡した。
この現実。びびる。
子供って高い。