世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

陰陽

2005年02月26日 20時34分47秒 | Weblog
オンミョウとも読めますがインヨウと読んでください。

また映画を見る。
コーエン兄弟の「オー!ブラザー!」。ファーゴとは全く正反対に、何かをやればやるほどハッピーになっていく3人組。見てて安心できる。が、やっぱりどっかがぶっ壊れてるね。牛、撃ったりとか轢いたりとか。マジにやったっぽいし。たのしい。Kが三つ並ぶ白装束集団とか、荒野の十字路で悪魔に魂を売ってギターの天才になった黒人とかが出てくる。事実もちょっと拝借してるんだぁ。おまけに、ステキなミュージカルだ。誰がなんと言おうと、これはミュージカルだね。末嶋さんがコーエン兄弟って片方死んだのにコーエン兄弟でやってるって言っていたが、そんなことはあまり関係なく面白い。まず「だて男」というポマードが存在する世界に爆笑だが、「めかし屋」というのもある!というのにセンスを感じる。さすが、戸田奈津子先生。
このビデオの予告編に大泉君が出てる映画が付いていた。なんか、彼、しっぽ生えてるみたいよ。ふーん。あと、多分思いつきだけなんだろうけど、ウディ・アレンの作品で、殺してバラバラにした妻の手があれよあれよで聖なる手と呼ばれるようになっちゃう話はちょっと見たい。その妻の手がきれいにファックユー態勢で死後硬直してるから。

今日は「アンジェラの灰」というのも見ましたが、あまりよくわかりませんでした、なぜこの映画を撮ったのか。確かに、ある一青年の半生を描いてるんだが。ちょこちょこ感動もどかどか不幸もあるんだが。でも素朴にどうしてこの映画を撮ろうと思ったのか謎だ。自伝のつもりなのか?彼が貧しい中、とうとう自力でアメリカに渡ってどうなるというのか。そこでぷっつり終わってしまわれても、これまでの不幸を取り戻せる何かがあったのかなかったのかさえもわからない。じゃあ、いままでこの映画に付き合ってきた姉たちはどうなっちゃうわけ?置いてけぼり?あーあ、置いて行かれたぁ。そんな尻切れトンボの気分だ。最後になんかあれば、なにかもう少し思うはずの映画なのに。だってキリスト教ガッチガチの貧乏の田舎ものが渡米しただけでいきなりハッピーエンドになり得ないことくらい、この年になったら知ってるよ。そこははっきりしてもらいたい。

で、いきなり話をシアホリに振りますが、
チケットがもうすぐ出来ます。牧場さん渾身の作です。
高新プレイガイド・デューク・さんのすけプラザ・グラフィティに置かせてもらう予定。あとは、劇団のHP内でも受け付けてますよ。
皆様、今回旗揚げ一周年のシアホリはナンセンスコメディーですよ。

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