岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

「活性化ってなんだのす?」講演会記録その3☆

2005年12月23日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題
津川敬 講演会記録その3
その先<何が起こるのか>…

期せずして昨日UPした「私たちの心配」と重なっていきます。
スライド(パワーポイント)で上映した産廃施設の現状は
BLOGではUPできませんが、
私、実際に最終処分場で大問題になった宮城県村田町の「跡地」にいってみました。
硫化水素のガスで、息が出来なくなりました。
致死量の6~10倍ものガスがひところは出ていたのだそうです。
雫石九十九沢の場合は、モラルを守る業者であってほしい・町が本気でこのような施設を監視して増やさないでほしい…
この願いを込めて講演会録 その3です。
パワーポイントで見たい方、コメント欄にお書きください。個別に連絡とり、CDをお届けします。

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◆何が起こるのか(スライド)
もうひとつこの問題で肝心なことは、ひとつの業者に進出を許したら次々と業者が増え、最後には歯止めが効かなくなるということです。そんな事例は数限りなくあるのですが、全国的に有名なのは埼玉県の所沢市です。
1974年、静かな里山に産廃焼却炉がひとつ出来ました。その4年後、もうひとつの業者が進出し、85年には業者が5つ、90年になってそれが13に増えたのですが、それ以降勢いが加速し、ピークの99年には64もの焼却施設が出来てしまったのです。周囲にはぜんそく、気管支炎、ガン患者が続出し、住民の必死の反対運動と裁判で、現在は6ヶ所に減りましたが、逆に破砕施設が急増しています。つまりあすこはそういう土地というレッテルが貼られ、県も当たり前のように許可を出してしまうのです。
では地域に産廃がくるとはどういうことなのか、焼却施設とはどんなものか、いったん稼動が始まってしまうと何が起きるのか、それをパワーポイント(パソコンから映し出すスライド)で見ていただきます。
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次回は
ゴミの減量化に取り組んでいるところの実例に入ります。

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