岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

九十九沢最終処分場見学をご一緒に!

2006年03月13日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題

皆様 
今日の雫石は「真冬日」!
こういう気温差の毎日では、外猫ならずとも風邪を引いてしまいそうですね。


<<産廃処理場は一つできると次々と増えてゆく。
いつのまにかその地区は産廃地区になってしまう。>>
これは、昨年の小岩井隣接地産廃焼却溶融炉に反対する町民運動を展開したとき、全国からの激励の中で様々な方々から言われたことでした。
現状を見てもそうです。

いま、私たちは、同じ雫石盆地の中にあって、それも「御所ダム」という水道水確保を理由に買収に日本一費用をかけたといわれているところの上流域に、2つも産業廃棄物最終処分場があることを知ったのでした。

キーポイントは『水』=水源地を守る。 
この一言に尽きます。

半径500m付近の世帯だけでなくその一帯は井戸水が飲料水。
その沢は直線4kmで御所ダムに流れ込んでいます。
すぐ隣の盛岡つなぎ地区には『御所湖の清流を守る会』という会もあります。

最終処分場問題で紛争が起きているところでは、水だけではなく、土壌や、有機物を不法に埋め立てたが故の大気汚染も問題になっています。
九十九沢一帯は、やがて北上川となって太平洋に流れる水源地。
雫石盆地のみならず盛岡地区、岩手県全体の問題であります。

地区のおいしい山菜や野菜をはじめ、なによりもそこで暮らす人々にとっては、死活問題になるわけですから、町長・住民・町役場、一体となって、どのように処分されどのような影響がでているのか、今後譲渡される際には責任所在をまるごとふくめての覚悟の上か、しっかりと見直して、住民が合意できる公害防止協定を締結する必要があるでしょう。

■■九十九沢最終処分場と隣接処分場見学について■■
    ※3月19日(日)午後2時集合(役場前集合)
    ※南畑方面の方は、2時20分に現地町道前集合
    ※できるだけ車台数を減らして現地に向かうようご協力を
 ●地区の方もご一緒する関係で日曜日になりました。
 ●同じ日に、隣接する別の処分場も見学できるよう環境対策課長が
  申し入れて下さることになっています。
  <<<百聞は一見にしかず>>>ぜひとも参加願います。
 
10日の雫石町議会一般質問に対する町長答弁の重要点は、
◎隣接の「自社」処分場とも公害防止協定を締結しなければならない。
◎12月20日付けの事前協議意見照会に記したとおりの内容で町は考えているので、今後締結の協定には、水質保全、立ち入り調査、操業時間などを盛り込む。

(2月23日の面談の際に約束した「中間処理施設はこの町に作らない」「アスベストは持ち込ませない」
などは質問に具体的内容が無かったためか答弁には入っていませんでしたが、おおまかには2月23日の面談に沿った内容でした。)

地元のかたがたの心配点を、解消するか、中途半端に終わるか、
 水質がまず第1ですが、役場の具体的な動き=姿勢にかかってきていると言えるでしょう。

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