岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

「動いてくれた」役場からの電話

2006年03月09日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題
皆様  (No.164  2006.3.8 )

今日は先ほどまでの晴天が一転して吹雪になりましたね・・・
春便りを書きたいところなれどなかなか…です。
<<ご案内>>
■10日(金)の3番目に、3月定例町議会一般質問で、九十九沢関連の質問が
  出るそうです。午後1時より~傍聴しましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<<<重要::8日朝、環境対策課長より電話がありました。①~⑥>>>

①九十九沢処分場現在の所有者に、見学を改めて申し入れたところ、
  立会いが必要だろうから3月13日(月)を除けばいつでもOKとのこと。
●15(水)16(木)あたりで申し込んでみようと思いますが
  いかがでしょうか?ご希望、お寄せください。15名程度で申し込んであり、
 行政区の方々にもお声かけする予定です。(土日に別途予定になるかも?)

②隣接事業者の見学会は、九十九沢見学日が決まったら、その日に見学したいという形で環境対策課長が申し入れてくださるとのこと。

 (※すぐ隣<九十九沢1-45>の事業者の概要:
   産業廃棄物営業許可は「収集運搬」業
  他に「設置許可」=自社品に限り「焼却」
     (日/2.4~4.8t)」と
  「産廃安定型処分場(許可容量約2万立米)」
▲自社の木屑紙くずは燃やせるとの由===しかしこの焼却灰は
   別途管理型処分場へ運ばねばならないことに。
 (奥州市のいわてクリーンセンターへ運んでいるとのこと)
▲ちなみにこの焼却規模だとダイオキシン排出基準は「10」か?
(※廃材とは建築現場から出る無機物=コンクリートやアスファルトがれきのことで、廃材木は安定型には投機できない。石膏ボードも分離して、紙は別途処分となる。石膏は安定型に処分できる由。)

③主査が、県の保健所に同行して隣接処分場の現場を立ち入り調査したところ、2名の常駐者がいて、埋め立て状況など問題はなかった、との報告であった。 
 (自社品埋め立て、焼却、に常駐者2名?)

④6日(月)に九十九沢処分場半径500m付近5世帯を環境対策課主査が井戸(飲み水)の水質について聞き取り調査を行った。結果、一番町道に近い世帯で、夏場の渇水期のときに茶色っぽい水が出たことがあるが、いまはなんでもない。処分場からでなく、上部がトラック搬入路となっているなどから、保水力の関係かと考えられる、とのこと。(別の1軒から、処分場では水質に十分注意して運営してほしいとの意見があった。)

⑤事前協議申請社の担当者に役場に来てもらい、事業者として住民説明会を早く実施するよう、あらためて伝えた。
会社の姿勢としてはーーー「ただいま検討中」とのこと。
 ●自社関連物と町内発生物という旧公害防止協定内容は踏襲したい。
 ●住民が立ち入り調査ができるように協定するかどうかは検討したい。

(かぬか注:自社関連物と町内発生物の件は重要項目ですが、表現次第では いくらでも抜け道ができる。例えば、町内建設会社だと「町内発生物」になるし、産廃収集運搬の免許はすでに得ているので、どこまでを「自社関連物」という表現内に含むのか、精査検討のうえ明記すべき。)

⑥旧所有者とM工業(中沼)と町は、公害防止協定を結んできたが、九十九沢処分場隣接事業者とは締結していなかった。今後締結する方向で検討したい。

⑦町として、付近行政区から意見要望、心配点などを聞き取る機会のことについては、これから検討したい。(今日の段階では決めていない)

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町の大事な土台となる「環境条例」を創るにあたってのひとこと

これまでの役場は大きな「病い」にかかっていました。
ご本人はなかなか気づかない「慢性疾患」です。
私たち町民の目には相当の重病です。
病名は、『慢性的お墨付き取得目的形式的住民参加型○○委員会病』
たとえば、
「町立病院のあり方等検討委員会」
「雫石町環境基本条例策定検討委員会」
「雫石町環境保全等用地土地利用計画策定委員会」…

語弊を恐れずに言わせてもらいますが、
3月22日に1回目の環境条例策定委員会で、9月までの委員委嘱期間・都合3回の委員会を予定しているそうな。

◎どんな方向でどんなことを?という町の基本的考えや、
&どういう委員メンバーでどの部分までを「さくてい」検討するのかなんて案内状には一言も書いていない。
(町政ボランティア登録者から2名の内から選ばれました)とだけ。。。
なんぼなんでもまた繰り返すつもり???まあ、行ってみなきゃわかりませんが。。

先の通信で流したコメントをあらためて例えばの「苦いおくすり」として。
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●「役人の発想」からの脱却なしでは…
(環境デザイナーML読者氏)
                    
それにしても「雫石町環境保全等用地土地利用計画策定委員会」とはいかにも役人の発想ですね。
簡単に申し上げれば、このような発想しかできない役人に夢のある事業を期待する方が問題です。このタイトルがすべてを語っています。

大学の先生、訳の分からぬ政治家、そして農協は役人の三点セットで良いものは出来ません。そういう三点セットを住民が認めるからいけないのです。

大学の先生は、教員免許を必要としませんので、中学や小学校の先生より悪い例もあるくらいですが、大学の先生を入れると住民がそれなりに納得していまう例が多いのです。
この委員会で、つまらない案が決議されるとこんどは、それを撤回するのは、今まで以上に大変なことになります。
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●「環境基本条例」は「委員会」でおおまか精神条例に、
 細かいことは「基本計画」で、と考えてらっしゃるのでしょうが、
町の基本方針をちゃんと最初に委員に伝えて、お題目的でない、環境条例にしなければ笑われますよ!
え??失礼な!って?
しかしねえ・・雫石町はこの悪しき慢性疾患、
『お墨付き取得目的形式的住民参加型○○委員会病』を根治しないことには
「協働」も「共治」も「参画」もお笑いものになってしまいますぞえ!!

『ほとほとやんなっちゃう病』にかかりそうな諦め切れないおばちゃんでした。

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