神戸電鉄 粟生線 木津駅付近
廃線になるかもしれない 粟生線
乗客も まばらのようだ
木津から 藍那に向ける山道を 案内してもらった
途中にある 小河（おごう） と いう集落
夕げのしたくの煙だろうか？
この地区では 薪をたいて風呂を沸かしているところがあるそうだよ
薪小屋には 薪がぎっしり積んであった
のどかな 山村だ
左奥のこんもりした森の中に 小河農村歌舞伎舞台があるそうだ
写真をとっていたら 一人の老女がにこにこしながら近づいてきた
「こんにちは ここは 静かないいところですね」 と私が言うと
「そうかいね どこから来たん」
「有馬の近くから 木津の農村歌舞伎を見に来たの」・・・・
「柿いらんか？」
「採って持って帰り」 といって
竿とビニル袋を すぐに持ってきて下さった
「そんな小さいの採らんと その横に大きいのんがあるがな」
と言いながら とうとう 自分でとって下さった
「おばさん ありがとうね 楽しかったわ」
「もう一人の人にもあげてよ」
カメラの先生と 半分っこ
思いがけない 楽しい経験と
温かいこころにふれさせていただいた 〝小河の里” でした
こんな静かな山村 ここも れっきとした 神戸市なのです