日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

アオマツムシ

2012年09月08日 | 日記・つぶやき
昼間は汗が滴り落ちる程の猛暑だが、
夜は少しだけ涼しくなった。

夜、窓を開けると聞こえてくる賑やかな虫たちの
合唱だけが唯一感じる秋の気配だ。

昼間の窓からは、はまだミンミンゼミの鳴き声が聞こえている。
時々ツクツクボーシの声もする。

仕事帰りに寄った整体からの帰り途、ケヤキ並木の道路を
横断した時の事、頭上から虫の声が聞こえた。

スズムシのような、リィ~リィ~と言う感じの鳴き声だ。
(行きはまだ明るかったので、気が付かなかった)
ケヤキ並木の上から虫の声なんて、聞いた事無い。
もしかしたら気が付かなかっただけなの?

最初はセミかと思った。
だが、セミよりはずっと澄んだ音色で、夏の夜に鳴く
ヒグラシのような哀愁は無く、どちらかと言うと
喧しさの方が勝っていた。

帰宅後、気になって調べてみたら
「アオマツムシ」という名前の虫が浮上…
マツムシならチンチロリンじゃなかったっけ?
それに、秋の虫と言えば「草むら」と、相場が決まっている。

何でもアオマツムシは明治時代に中国から来た
帰化昆虫で、高い木の上に暮らしているらしい。

そんな虫が居る事など、今の今まで知らなかった。

最初に見つかったのは東京だそうだが、今では日本各地に
棲息しているようだ。

高い木の上が大好きなアオマツムシくんが、どうやって大きな川や
高い山を越えて、全国に棲息域を広げて行ったのだろうか…
日本中の虫を食べる生き物達には、まだ知られていなくて、
今んとこは敵なしと言う訳か。