私には舅がいない。
結婚したときから、舅という存在を知りません。
舅がもしいたら、知性的な人がいいなぁ~と思う。
うんうん、とうなづくだけしかできないけど、
直観と洞察にみちた、面白い話をしてくれる人がいいな♪
先日見た NHK「新日曜美術館」、
数学者の藤原正彦さんの話がものすごく面白くて、
彼が語る日本画家の「福田平八郎」の絵も
とっても好きになってしまいました。
藤原正彦さんは、新田次郎と藤原ていさんの息子で、
「国家の品格」の著者だったんですね。
そんな有名な人とは、つゆ知らず・・・
まったく教授然ともしていなくて、
気さくで、チャーミングなおじさんという感じ★
数学者になるなら、「俳句をたしなみ、日本画を観なさい」と
昔、彼は先輩に言われたそうで。
数学には、絶対 “情緒”が必要だ・・・というわけです。
一見、論理的で合理的で冷たい数学と、
日本画という情緒的で、主観的な芸術との接点が
彼の楽しげで、フレンドリーでいて、
その実、ものすごい奥深い、鋭い内容を語ってる、
魔法のような、帽子からハト、みたいな話術で明らかにされ、
テレビにかじりついて、ドキドキワクワク
本当に、人生の奥行きは、まだまだずっとずっとあって、
キミが知っているより、もっともっと世界はファンタジックで、
面白いんだよ・・・。決して、わかったつもりにならないで、
子供のように好奇心を持ちなさい☆
なんて、言われてるよう。
久々にテレビを観て、テンションアップ
そして、このおじさんが大好きになってしまいました。
舅にしたい人、ナンバーワン。
たまに出会ってお食事会をしたい、義理の父です。