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何年か前、伊勢丹京都の ミュージアムで、
『リスベート ・ツヴェルガー 絵本原画展』 がありました。
そのときに 買った 「アンデルセン物語」の絵本。
毎年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/xmas_wreathe.gif)
ツヴェルガー女史の水彩画は、
透明感があって、繊細です。
どうして、ここまで にごり なく塗れるのか ・・・・(ジェラシー)
そもそも、塗っているという感じではないのです。
タッチに、粘っこさや、強い意識が感じられなくて、
まるで、1/f ゆらぎのせせらぎのよう。
スーッ、サラーッ とした 流れという感じなのです。
しかも深みがある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/xmas_wine.gif)
彼女自身もそんなさ らりとした
知的な雰囲気の女性のようです。
で、
絵は優雅で詩的なイメージだけど、それだけに 収まらず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/5a/0727471fcf3f3b0768cc4f89923a2286.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/07/b47b2cde5931e5ab6cba82f4e92f6daa.jpg)
何となくトボけたというか、
そこはかとなく毒的要素も感じられて、
ついつい引き込まれてしまう ・・・
ごくビリョウの毒が、逆に、作品の純度を上げているのかも。
彼女の手にかかれば、よく知っている「不思議の国のアリス」さえ、
違う世界へといざなわれていくようです。