浜松これが日本一

浜松の日本一を様々な角度から紹介します!
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劇団たんぽぽの母 小百合葉子

2013-09-27 00:35:02 | 日本一の人物
 小百合葉子(本名山下みゑ)は1901(明治34)年,今の北区滝沢町に生まれました。
太平洋戦争の末期に長野県に疎開していた葉子は,次代を担う子供のために劇団を作りました。葉子は,身も心も病んでいた時,ふと目に付いたたんぽぽが,心ない人に踏みつけられてもすぐに立ち直り,たくさんの花が一つになって,それぞれが誇り高く咲いている,しかも温室育ちでないたくましさに励まされ,劇団の名前を「たんぽぽ」と名づけました。
1953(昭和28)年に劇団の本拠地を浜松に移すと,公演数は飛躍的に増えました。浜松に来てからの劇団は,北は北海 道から南は沖縄まで,日本全国に公演の輪を広げています。
 このころ,葉子は,劇団員に次のように語っています。
「わたしたちが,子どものために演じるお芝居は,おもしろければ どんなものだってよい,というようなものではない。子どもの心 に夢を広げてあげること,それからもう一つ,やがてこの子ども たちは,いつか大人になるのだぞってことを,わたしたちはいつ も忘れてはいけないのよ。」
「つまりね,子どもたちが大人になった時に困らないようにと,い ろんなことを教えてあげるのが,大人のしなければならないこと でしょう。」       
 劇団たんぽぽは,今も全国で演劇の素晴らしさを伝えています。

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1 コメント

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懐かしい! (昔 小学生)
2013-09-29 06:14:04
 劇団タンポポ・・・・・子どもの頃、学校で見ました。こんな歴史があったなんて、驚きです。知らないことを知るのって、とっても楽しいですね。それにしても、浜松からは、いろんな人が出ているんですね。
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