車窓よりはるけく望む奥浜名湖東名の橋清かに浮かぶ
天皇陛下御製
われら若く子らの幼く浜名湖の水辺に蛍追ひし思ほゆ
皇后陛下御歌
今ぞけふ願ひ満ちぬる潮見坂心ひかれし富士を眺めて
足利義教
ふみわけて今もみてしか遠つあふみ浜名のはしにふれる初ゆき
賀茂真淵
からかわの猫にあらねば三味線の糸をも引かぬ浜名納豆
太田蜀山人
旅にして誰に語らむ遠つあふみ引佐細江の春のあけぼの
香川景樹
舘山寺松山穏し湖を来てここは小春の入江さざなみ
北原白秋
浜つづき夏のおほそらはるかにて立つしら浪のけぶりたるかな
若山牧水
遠つあふみ井の花の湖は夜もひるもうなてりすなりほがらかにして
田辺友三郎
木戸しまる音やあら井の夕千鳥
不夜庵太祇（句碑：新居関所）
天の川浜名の橋の十文字
正岡子規（句碑：弁天神社）
雁おろすあたりや月の片あかり
竹佳（句碑：細江神社）
大空のなかより帰る白帆かな
淡庵（句碑：細江神社）
雲と見し花をちからに登りけり
松島十湖
密柑山の上の上なる山もみかん
久米正雄（句碑：三ヶ日中学校校庭）
笹鳴きの消ゆれば波の音ばかり
原田浜人（句碑：舘山寺町地先の湖岸）
昏鐘や一打一打に散る銀杏
有馬朗人（句碑：方広寺）
天皇陛下御製
われら若く子らの幼く浜名湖の水辺に蛍追ひし思ほゆ
皇后陛下御歌
今ぞけふ願ひ満ちぬる潮見坂心ひかれし富士を眺めて
足利義教
ふみわけて今もみてしか遠つあふみ浜名のはしにふれる初ゆき
賀茂真淵
からかわの猫にあらねば三味線の糸をも引かぬ浜名納豆
太田蜀山人
旅にして誰に語らむ遠つあふみ引佐細江の春のあけぼの
香川景樹
舘山寺松山穏し湖を来てここは小春の入江さざなみ
北原白秋
浜つづき夏のおほそらはるかにて立つしら浪のけぶりたるかな
若山牧水
遠つあふみ井の花の湖は夜もひるもうなてりすなりほがらかにして
田辺友三郎
木戸しまる音やあら井の夕千鳥
不夜庵太祇（句碑：新居関所）
天の川浜名の橋の十文字
正岡子規（句碑：弁天神社）
雁おろすあたりや月の片あかり
竹佳（句碑：細江神社）
大空のなかより帰る白帆かな
淡庵（句碑：細江神社）
雲と見し花をちからに登りけり
松島十湖
密柑山の上の上なる山もみかん
久米正雄（句碑：三ヶ日中学校校庭）
笹鳴きの消ゆれば波の音ばかり
原田浜人（句碑：舘山寺町地先の湖岸）
昏鐘や一打一打に散る銀杏
有馬朗人（句碑：方広寺）
