しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

青森駅 夜から朝まで

2012-07-17 23:31:24 | インポート

2012年7月11日(水)

Img_2322 新青森から奥羽線でひと駅乗って青森駅に降り立ちます。10時過ぎに駅前の東横インに転がりこむようにチェックインし自分の部屋に引きこもります。前夜の夜行バス車中泊と日中の強行スケジュールでくたくたです。このまま風呂にも入らずベットの上で横たわっていました。もうこのまま朝まで眠りにつこうと思った後は、意識が途切れかけます。が、ふと意識が覚醒します。何かを思い出しました。13階の私の部屋の窓から青森駅が見渡せます。奥のホームに列車が止まっているのが確認できました。急行<はまなす>です。今では、日本で唯一の急行列車です。しかも客Img_2332 車・・・。寝台車も連結している。止せばいいのに<今なら間に合う!見に行かなくては・・・。>と鉄の血が騒ぐのです。ホテルを抜け出し青森駅構内に入場券で入ります。青森駅5番線には、学生時代からお世話になってきた由緒正しい夜行列車の姿がありました。14系や12系座席車の客車急行に何度か身をゆだね、日本全国を旅してきた事か。青い車体に薄白く輝く車内の様子をみていると、このまま乗り込んで旅立ちたい誘惑に駆られます。22時42分、日本最期の定期急行列車となった急行<はまなす>は静かに、ゆっくりと青森駅を離れていきます。その、テールランプが視界から消えるまで私はホームに立ちすくんでいました。そして決めました。明日は急行<はまなす>で夜を明かそうと。

宿に帰り、明日の計画を練り直します。貴重な睡眠時間が減っていきます・・・・。それでも急行<はまなす>に乗りたいという誘惑の方が勝っています。不思議なものです。

2012年7月12日(木)

Img_2371_2 5時起床。シャワーを浴びた後、再び青森駅に向かいます。今度は上り急行<はまなす>の青森到着の姿を見に行きます。我ながら<よくやるよなー>と呆れていますが、やめられません・・・。小雨模様のホームで一人、列車の到着を待っていると、赤いED79に牽かれた夜行列車が静かに到着します。機関車は直ちに切り離され海峡方の引き上げ線に消えていきます。機関車牽引列車のかつてはどこでも見られた終着駅の機まわしの姿ですが、今やこのような光景がみられる駅は少

なくなりました。朝の青森駅の時間はゆっくりと流れていきます。私もしばらくの間、青森駅に出入りする列車をホームでウォッチングする事にします。

Img_2375

Img_2388

Img_2648 Img_2597

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿