一句鑑賞

Bminor

台風は気になるが・・・

MJQのアランフェスを聴いていたらなんかしんみりしっとりとした気分になった。

そんな秋の夜はと歳時記を開けば、昨年も書いた・・・

沈黙にジャズすべり込む秋の宵   小暮陶四郎

の句が目に入るが、今夜はつぎの句を読んでいると身に沁みる感がした。

 

秋の夜の雨すふ街を見てひとり   横山白虹

作者の位置はと考えました、たぶんやや高台の家の窓から夜の街を見ているのでは。

家人も出かけているのでしょう、そこに雨が落ちだしたので窓から街を見ているのですね。

静寂の街に静かな雨が・・・

その景を、街が雨を静かに吸い込むようだといってます。

街が雨を吸っているようだという捉え方は、この街に住んで良かったという作者の心かもしれません。

雨すふ・・・こんな言葉が句を作るときに出てくればいいのですが。

言葉との出合い・・・ですね。

コメント一覧

一句鑑賞
Re:雨に・・♪歩きたい♪
こんにちは
この句の作者さんは北九州市です。
平地がなく坂ばかりの街ですね、その辺の情況を知ってますので、鑑賞に繋がってます。
この表現には私もため息ばかりですよ♪

雨には包み込む力があるように感じます。
ふじ
雨に・・♪歩きたい♪
http://blog.goo.ne.jp/fuji96
嫌いと言われる方もおいでなので大きな声では言えませんが、私は雨が嫌いではない・・・好きなのです。
やさしい雨脚を見ていても、どしゃぶりの音を聞いていても、大いなるなにかに包まれてるようで気持が休まります。
こんなに雨を好きなんだから、雨の名句(^^?が ゼッタイ出来るはずだ(~~! と思ってるのに・・・はぁーー;
「雨すふ街・・・」 の文字を見ただけで、息が止まりそうです。

一句さんの音楽はジャンルを問わず、 なんでもごぞんじのようで、  感心します!^^♪
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