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一句鑑賞

俳句ブログも長くなりました。この歳なりの記事が書ければと思ってますが、やや怪しげな時もあります。よろしくお読み下さい。

淋しい

2024-11-27 00:33:03 | 旅行

訃報が続きましたね・・・お相撲の北の富士さん、火野正平さん。

好きな人が亡くなったことを知ると寂しいですね。

火野正平さんは1949年、私は1948年生まれで同い年みたいなもの。

NHKBSのこころ旅が始まったころから視ていました。心温まるいい番組でしたね。

その頃でしたが、民放の再々放送みたな時代劇がTVに流れてまして、なんとなく見てました。関八州を取り締まるか何かの映画で、火野正平さんがある宿場町を仕切っている親分さんみたいな役で、かみさんとのやり取りが面白かって、何かのはずみでかみさんから怒られるかだったか・・・

表戸から往還へ跳び出すのですが、そのタコ踊りといっていいのか・・・そんな感じで、たぶん地の芸なんでしょうその素晴らしさにアッと驚いたのです。

いつもゴシップでの名しか知らなかったので(^_^;)この人、ほんまの役者さんやな!!と思ったのです・・・それからはこころ旅がよけいに楽しみになり視たものでした・・・ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました<(_ _)>火野正平さんのような役者さんは出ないでしょうね。

同年の人の訃報は心に堪えます、どうか皆さんお元気に居てください。

しぐるるや うしろ姿の ペダルかな 合掌


雲雀の声と同じ高さで

2020-02-27 23:09:00 | 旅行

歯科検診でした。3か月に一度の予定ですから、悪くなっている所はありませんでした。お掃除をしてくれて終わりました。歯科衛生士のKさんには、もう十数年ほどお世話になっている。マスク越しの目が素敵です(笑)

でマスクなんですが、ドラッグストアにありませんでした・・・(-_-;)

なんでこうなるのかな・・・と思いますね。

まあ私のところは福岡市とつづきの町ですが、普段に道を歩いても人混みでもないのです。

それでもマスク装着者が多い・・・空気中にウィルスが漂っているわけじゃないのだがなぁ~

自分が熱があって咳き込んだりしているならマスク装着は当然でしょう。・・・向こうからくるお若いお嬢ちゃん二人は、マスクして顔を近づけてなにか嬉しい話なんでしょう・・・きゃっきゃと楽しそうに会話を、マスク要ります?マスクファッションって感じ。売り場から無くなるはずですね。転売する人も居るらしいから。

明日はお米を買いに朝倉地方へ行きます。もちろんマスクなんかしませんよ。

さて俳句ですが、締め切りが毎月五日・・・先週に作っていたのを読み返していたら、この句もこれもとデリートしてしまった。お米を買ったら、独り吟行を徹底してやろうと思っております!

 

声よりは登り来たはず揚雲雀

50才のころに九重連山から少し北側に大分側は豊後富士、熊本からは小国富士を呼ばれる姿のきれいな涌蓋山という山に登ったことがあります。

登山口には「はげの湯」という温泉があります。入りませんでした・・・名の由来は知りませんので。

で、その温泉の脇を上りはじめるのですが、すぐに急な上りです。見た目はそれほどと感じなかったのですが、脚に疲労を感じました・・・ペースを落としてゆっくり登りまして草原というのか平坦な所まで登りあがりましたら、雲雀が鳴いています。

高さ的には同じくらいか?眼下に別の温泉郷の建物が見えます。かなり上ったなと感じたのですが、雲雀の声が谷側からの風にも乗って来るのか、とても大きく、すぐ横に聞こえるのですね。鮮明な記憶として残っております。音と言えば風の音だけですから、鳴き声は谷間一帯に降っているんじゃいかな。

登山の方ですが平坦なところをしばらく歩いて、急な斜面へとなりました。この時は頂上に立てませんでした。お腹が空いていてやや低血糖に近かったんじゃないかと、座り込んでおにぎりを食べて下りました。リベンジは七八年後にはたしておりますが、そのときは曇りで頂上付近はガスってまして景色は見れませんでしたね。台本など無いのが登山ですから、安全第一ですもんね。

といった昔話でした

 

 

 

 

 

 

 


おいでませ山口に、だったかな?

2019-10-17 00:01:52 | 旅行

山口県防府市に、ややハマっていた時期がありました。

50才ごろですから20年ほど前のお話しです・・・

当時乗っていた車は日産セフィーロで、エンジンがV62リッターで性能が良く長距離を走っていました。

近場というのか大分や熊本の山間の道をよく走ったものです。

ある時期に山陽道に目覚めて(笑)・・・下関市長府、山口市瑠璃光寺周辺、防府市の防府天満宮界隈などへ何度か出かけていました。

今日は防府の当時の町の印象などを記憶の底から引っ張り出して書いてみますね。

 

山陽自動車道を防府西で下ります。ここまで福岡インターからは結構な距離です。若かったので途中1回の休憩ぐらいで済みました。

防府は海岸には工場群がありますね。そちらへは行きませんでした・・・防府八幡宮の周辺、毛利氏庭園など有名ですね。おりから大河ドラマも毛利でした。

今夜は防府天満宮の辺りのお話しを少しだけ・・・?

防府天満宮は昔はというか今も農業の神様とされています。ニュースで見たのですがなにか富くじみたいなものがあって当たると牛を貰えるとか・・・詳しくは知るませんご容赦。

その天満宮の参道を上ると右わきに茶室芳松庵がありまして、その時は妻と娘が一緒でしたが、勢いで入ってみました。

立派な建築で驚きましたね・・・お抹茶を三人でいただきました。上がるときに芳名帳があり筆での記入でしたので、一生懸命書きました(-_-;)

天満宮にもお参りを済ませて、私の目的は二人を中華の店に連れていき、美味しいラーメンを( ´艸`)食べさせることでした。

「おこいさん」漢字で書くと・・・難しい・・・

このお店には偶然ではなくて、毛利庭園にお店のある天満屋さんに教えていただきました。

「お友達とか来客の時に利用します」などと聴いていました。

でお店に行きますと車は数台止められます。なんか店の外観も中華風です・・・シュウマイだったかお勧めの看板が出てたような記憶があります。

いわゆるラーメンをお願いしました・・・中華訛りってどんなんか知りませんが、元気なお姉さん(お若い)のお客応対が心地よい。なんか期待して良さそうな雰囲気です。

出てきたラーメンを見てびっくり!こんなん初めてです・・緑色の麺に澄んだスープが!とにかく美味しい!一口でハマりましたね。

件のお姉さんに質問です・・・(笑)

スープは何から取ってるの?(厚かましい)

豚のお肉ね!(中華訛り)返事も元気がいい・・・ますます気に入ってきた。

麺は?などとあまりくどくど聞けないので、知ったかぶりして食べた。

どうも後日に調べると翡翆麺(ひすいめん)らしい、今は確かめようもないのだが。

それから茹で卵がなんとも黒っぽいのだ、これは質問した・・・

ウーロン茶で茹で、それだけではこの色にはならないので云々と話してくれたが内容は忘れました(-_-;)

いつの日か再訪、食べに行きたいお店なんです。

 

さて、おこいさんでお腹を満たしぶらりと歩くと、なんと民家の入り口などに山頭火の句が木の短冊に書かれて下げてあるのです!

山頭火の生家跡もありました、今は山頭火ふるさと館というものがあるみたいです(地図から)。

 

もう一つ気になるお店がありまして、塩味の和菓子のお店です。初めて入ったときは歴史ある建物が素晴らしくて・・・一品求めたのです。再訪したときにびっくりしたのは、その御店は無くなっていてマンションが建っておりました・・・なんで?と思いましたが、なにかご事情があったのだろう。

 

この辺りを地図で見ますと、萩往還が走ってます。防府から山口市の瑠璃光寺の東側を抜けていきます。

この山口市の萩往還の両側の家々は軒先が低く建てられています。大内人形の工房や、「おもだか」という銘菓を作っているお店も記憶にあります。買いました(笑)・・・詳しくは覚えておりませんけど。

山口市内を北へ進むと萩への道となりますが・・・

萩の印象はまたの機会に・・・早く寝ないといけません(笑)

 

 

 


用水、満々と流れてましたよ

2019-09-07 00:38:20 | 旅行

 

此処は筑後吉井町です・・・好きな場所です。

昨日と本日はオフで、探し物をしに短時間ですが行ってきました。

 

天領日田と有馬藩の久留米市の真ん中というわけではないけど、やや日田より?

この並びは旧道沿いでしょうか?国道沿いにもこのような家並みがあります。

それぞれの家業を営まれていたのでしょう、造り酒屋、醤油味噌、米問屋、製粉などなどでしょうね。

 

実は久しぶりに行ったのですが、二三のお菓子屋さんを覗いてみようと・・・廃業してあります。

和菓子屋さんが頑張っておられましたが、私の目的とは違うので。

 

こういった古い白壁ばかりではなくて、昭和の建物も残っておりますが、もともとの家業、例えば魚屋さんとかだったのでしょう。コンクリート2階建てとかあります。その1階をこだわりの本屋さん+カフェですね。

通りから路地を入るとパン屋さんがあるのですね・・・このパン屋さんには驚きました。数台分しかないパーキングは一杯で、ナンバーも(この辺は久留米ナンバーです)、福岡などもあり、広範囲に人が来てるんだなと。店内にもお客さんが一杯です!数年前に来たときはありませんでした・・・

それからすれ違った観光客さんは二の腕にタトーが入っていました。東アジアの方のようです。

今はネット情報ですから意外な所か来ているのでしょうね。

一昔二昔前は、骨董の店とか古い着物の布を売るお店とかありましたが、時代はとっくにそれらを遠くに置いて進んでいますね。

パン屋さんの他にも、カフェが数軒目につきました。どこもお客さんは入っていませんでしたが。

 

吉井、こういった白壁の町にタイムトリップして、なにか新しいものが見つかればいいのですが・・・秋月でも一緒ですね。

古き良さがある町は今の時代からは完全に取り残されています。しかし、その良さと今の素早い世の中をどうマッチングさせるか・・・

例えば繁盛していたパン屋さん一軒だけでは心もとないのですね。これが他に似たような食べ物屋さんができて何かに紹介されて話題となり客が集まる。

そうなると2軒は競争となり、今までにないサービスをするようになり、常連はそれまでの雰囲気が好きで来ていたのに、嫌みな感じを受けて足が遠のくことになる。

というのは、もともとが絶対なる例えば味、で付いた客ではなくて人の噂やメディア紹介などが大きな客の自分に言い聞かせる理由となる。

そういった理由で来ていた人は、人の噂をその店に探す。そしてやっぱりそうだったと探して自ら安心を得る。そしてお友達などへこうだったよ!と話をする。

私はある一定のレベルのパンは何処でも美味いと思っている。昨今ではいわゆるパンメーカーさんも美味しいものを作られている。

しかし人はそれでは満足しない?なにか付加価値をつけたがる?

いや満足している筈なのに、他にあそこのが美味しいと言われると話題についていけないので行って買って、店の良さを探す。

 

実は昨日、天神へ出向いた。服ビルが壊される前に姿を見ておこうと・・・見ましたが看板など外され窓には傾向との列もない。地下駐車場からなにか運び出しているようだった。備品設備など片付けば取り壊すのであろう。

その地階の蕎麦屋は3月末で終わっているので、天神地下街に下りてたしかうどん蕎麦の割と簡易な店があったと探したがない。他にそば専門店が今も頑張ってらっしゃたのでざるそばを頂きましたが・・・

食べて地下通路へ出ると・・・左腕にバッグ、右手にタピオカのお若い娘さん二人とすれ違う。町にはゴミ箱もないのだが・・・!!あった!・・・ところどころに手摺りがあるのだが、その手摺りの上に飲み残したタピオカのカップが上手に置いてあった。

 

今夜はなにを言いたいのか・・・ちょっと心が揺れてます。

それは必要から生じた物でしょうね。必要から生じた物には人々の工夫が凝縮されています。

それに付加価値があればなお良いですね。

問題はその付加価値ですね、品が良いのは当たり前でプラスお値段がお得、或いは接客が良い、パッケージが好みだ、などなど全てをカバーするのは至難の業ですが、それをやって来ているのはいわゆる老舗ですね。

今日、外からお店を覗かせていただいたパン屋さん、お値段までは見ませんでしたが、もしジャストプライスならとても素敵なお店だと思いました。

 

吉井で昼食をと思ったのですが、急いでましたので・・・あとでペルー軒(ラーメン)に寄ればよかったと思いました(-_-;)、麺が麦の香りがしてチャーシューも美味しかった。いつかまた行きます(笑)

 

長くなりました・・昨日、投句を済ませてほっとしてます。

 

 

 

 

 


無言劇

2019-06-04 00:50:23 | 旅行

映画というのはそれこそ映像ですが、他に音がありますね。

たんに映画音楽というものではなくて、シーンシーンにある音。歩く靴音も石畳と屋内のフローリングでは違います。タバコにシュッと火をつける音、椅子に腰かける音、コートを羽織る音、さまざまな音が俳優の動き言葉と混ざり合ってシーンを印象深いものしています。

実生活においても、私たちは日常の中で音をどれだけ大事にしているでしょうか。

エレベーターの閉まる音、無機質に動き続ける機械の音。音の中にも静けさがあると、自分の心中ですがね。

 

50になる頃でしたか、山口から島根県へと一人ドライブ旅(半分仕事)でしたが、島根のビジネスホテルに電話をしても満室、鳥取米子のビジネスをガイド本から調べて電話して宿を確保しました。国際ホテルでしたね(笑)ツインをシングル料金でお待ちしておりますと・・・( ´艸`)

翌朝食は上階の、大山が見えるレストランでしたが、その階への上りエレベーターでのことでしたが・・・途中の階で停まりました。扉が開くと身長は私ぐらいですががっしりとした外国の方、ひげを生やしてスーツもビシッと決めてらっしゃる。私も驚きましたが彼も驚いてました・・・・私が先に軽く会釈をしたら口元のひげを引き締めるように顎を引いて会釈?して乗り込んでこられました。その間、無言ですが目的の階についたとき笑みとともに下りて、それぞれの朝食の席へと・・・窓からは大山が見えました。

今思い出すと無言劇みたいですね。