goo blog サービス終了のお知らせ 

一句鑑賞

俳句ブログも長くなりました。この歳なりの記事が書ければと思ってますが、やや怪しげな時もあります。よろしくお読み下さい。

冬満月

2016-11-14 22:49:06 | 日記

雨の音がときおり聞こえます

夕食時のニュースでスーパームーンを流しているがこちらでは無理。

でも空を見上げると厚い雲にも薄いところがあるらしく

ほんのかすかに月の位置を感じさせる・・・そのあるかないか分からない明るみの向こうには、

明日に楽しみしておこう(笑)

ニュースの解説に68年ぶりの接近だというので・・・思わず

さすがに記憶がないなーと言ったら、娘がぷっと笑った。

山茶花は睫毛を濡らしてウインクどころではありませんでした、私は句もできません。

 

遺されて灯を惜しみなく冬満月   長谷川久々子

の例句がどんな情景か気になりますので鑑賞をと思いましたが・・・

人はいつか独りになるものですが・・・灯が日ではありませんね。

おそらく数年経っているのかもしれません。

遺されてからの日々は、昼も夜も明るく過ごしているのでしょうけど・・・

そこに季語の冬満月ですね・・・遺された者の心を知るのは冬満月だけかも知れません。

晴れているのでしょうか作者の心は、ちょっと寂しいのでしょう。

冬の月だからそう思わせます。

灯を惜しみなく・・・ここが良いなと思いました。