寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

さて代掻きやるか

2023-04-19 21:17:04 | 米づくり
田植えの準備も終盤を迎え、我が家も今日から代掻きです。
代掻きは、秋から春にかけて田んぼを幾度か耕したあと、水を張って土をさらに細かく砕いてゆっくりとかき混ぜ、いわゆる泥の状態にして表面を平らにしていく作業です。

そしてトラクターの後ろに取り付ける専用のアタッチメントは、ドライブハローといって幅が広いのが特徴です。とはいってもウチのハローは年代物で狭いですけどね。


この代掻き作業は時間との闘いで、とにかく低速で丁寧に行なわなければなりません。缶コーヒーとお茶何本飲んだことか・・・。



こうして作業してると、決まって鳥たちが餌を目当てにやって来ます。
ふと一羽のシラサギが目の前に現れたと思ったら、一瞬で何かを咥えたんです。逃げようともしないで留まっているんです。どうも餌を食べるタイミングを見計らっているようです。

よく見ると、獲物となったのはカエル。シラサギは何度も振り回して、カエルが弱ったところを一気に飲み込んだんです。これも自然の摂理とはいえ、手足があるカエル見てたら、何か複雑な気持ちになりました。

そして弱肉強食は、人間社会でも起きてます。コオロギ推奨、酪農潰し。

コメの選別をしました

2023-04-15 21:53:56 | PR
今日は雨、田んぼ作業は止めてコメの選別を行ないました。
普段お客さんに直接販売するときはこのような作業はしていませんが、お店など不特定多数の方への販売は気を使っています

ほとんどのコメ農家は玄米30kg入米袋で流通させています。この状態なら価格も抑えられるのですが、お店での販売は小分けして袋詰めしたりと、とにかく手間が掛かるので価格に転嫁せざるを得ません。とてもスーパーのコメには価格で敵いませんよ。なぜあんなに安く販売できるのか?疑問でなりません。


そして選別、これは色彩選別機といって特に黒いお米を取り除くのに優れているようです。100%除去できるとは言い切れませんけどね。

ホッパにおコメを投入します。ちょっと見た感じでは特に黒いコメは無いようですが・・・


開始すると合格したコメが排出されます。あまり変わらないような・・・?


でもこんなに不適合のコメが出てしまいました。少し設定が強かったようで、たくさん良いコメも混入しています。この機械は空気の力で黒い標的を飛ばすのですが、どうしても良いコメも巻き添えにされてしまうんですね。このコメはもう一度選別して家で食べますが、残りはニワトリの餌です。
こうしてお店で販売する白米も同様に選別しています。


現在、佐倉ふるさと広場内の「佐蘭花」で販売している白米、売れ行きが芳しくありません。
佐倉チューリップフェスタ残すところ1週間、精米から2週間が過ぎたことからも、鮮度が低下する前に召し上がっていただきたい思いで、明日(16日)から値引きして販売しますので、どうぞ購入を検討ください!

マジ?きれいに撒けたのに

2023-04-13 20:16:14 | 米づくり
先日使った肥料散布機、手入れしようと説明書見てたら、どうも鶏ふんは適応外のよう。多分、機械の内部にこびり付いてしまって、錆の原因になるからでしょうか・・・?
ということで思い切って水洗いしてやりました。


まず電気系統をレジ袋でしっかりガードして


それから高圧洗浄機でしっかり汚れを落とし

ブロアーで風を送って水滴を飛ばして3時間ほど自然乾燥させました。今日は天気がよかったので乾きが早かった。


そして最後の仕上げに金属部にさび止めスプレーしてやりました。
錆や劣化など特に問題が見られなければ、来年も鶏ふんを散布する予定ですよ!

ちょっとオーガニック?

2023-04-09 21:57:33 | 米づくり
今日も田植え準備、肥料散布で大忙しでした。



今では田植えと同時に肥料を撒く側条田植機が主流となってきてますが、ウチは今までどおり田んぼ全体に肥料を撒いて同時に耕運をしています。
そして使う肥料というと化学肥料、慣行栽培でおこなってますが、ある映画を観て大分考えが変わりました。

それは元農林水産大臣で弁護士の山田正彦先生がプロデュース した映画「食の安全を守る人々 」を鑑賞してからです。先生が佐倉に来られると知って応募して参加、場違いと思うくらいご婦人の方が多かったですね。食の安全に対しての関心の高さを実感しました。

もともとオーガニックには興味がありましたが、とても慣行栽培からの変更は簡単にはできません。でもコメの買取価格が安すぎることや、化学肥料がべらぼうに上がってる状況からも、少し挑戦してみようと一部の田んぼ(4反)で数年前からのコメ糠散布に加えて鶏ふん散布に挑みました。
とりあえず我が家は昨年、今年分の肥料を確保してたので少しは良かったかも、しかし来年のことを思うと有機栽培も視野に入れるべきと考えたんです。

そして通年10アールあたり2袋の化学肥料を散布していたところを1.5袋に抑えて、鶏ふん2袋を撒いてみました。2回の散布、時間掛かりましたけど、収量はともかく食味がどうなるのか楽しみです。それにしても鶏ふん安いです。調べたら鶏ふんは化学肥料の3倍ほどの量が必要のようですが、価格では15分の1程度なんです。さてどうなることやら、どうぞ散布量の計算が間違ってませんように・・・(祈)

今日は統一地方選挙前半戦投票日、当選された議員さんには日本の食料安全保障についても真剣に考えてもらいたいです。