寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

ちょっとオーガニック?

2023-04-09 21:57:33 | 米づくり
今日も田植え準備、肥料散布で大忙しでした。



今では田植えと同時に肥料を撒く側条田植機が主流となってきてますが、ウチは今までどおり田んぼ全体に肥料を撒いて同時に耕運をしています。
そして使う肥料というと化学肥料、慣行栽培でおこなってますが、ある映画を観て大分考えが変わりました。

それは元農林水産大臣で弁護士の山田正彦先生がプロデュース した映画「食の安全を守る人々 」を鑑賞してからです。先生が佐倉に来られると知って応募して参加、場違いと思うくらいご婦人の方が多かったですね。食の安全に対しての関心の高さを実感しました。

もともとオーガニックには興味がありましたが、とても慣行栽培からの変更は簡単にはできません。でもコメの買取価格が安すぎることや、化学肥料がべらぼうに上がってる状況からも、少し挑戦してみようと一部の田んぼ(4反)で数年前からのコメ糠散布に加えて鶏ふん散布に挑みました。
とりあえず我が家は昨年、今年分の肥料を確保してたので少しは良かったかも、しかし来年のことを思うと有機栽培も視野に入れるべきと考えたんです。

そして通年10アールあたり2袋の化学肥料を散布していたところを1.5袋に抑えて、鶏ふん2袋を撒いてみました。2回の散布、時間掛かりましたけど、収量はともかく食味がどうなるのか楽しみです。それにしても鶏ふん安いです。調べたら鶏ふんは化学肥料の3倍ほどの量が必要のようですが、価格では15分の1程度なんです。さてどうなることやら、どうぞ散布量の計算が間違ってませんように・・・(祈)

今日は統一地方選挙前半戦投票日、当選された議員さんには日本の食料安全保障についても真剣に考えてもらいたいです。