「あんにょん サヨナラ」の上映イベントは、第一部には200人を越える皆さんが、第2部には約100人近くの皆さんが来訪していただきました。会場は固定席が144席程度の会場でしたので、特に第一部にお越しいただいた皆さんにはご不自由をおかけしました。各方面でのチケット販売、ネットでの宣伝、当日のお手伝い、さらには、朝日、毎日やタウン誌などをお読みいただきかけつけていただいた多くの皆様に感謝いたします。当日お書きいただいたアンケートには、本当に多くの方々の熱き思いが詰まっており、開催した側も映画を製作した監督も感謝の気持ちでいっぱいです。
当実行委員会としての「戦後60年」への思い、さらには映画を制作する側と私たち聴衆とのコラボーレーションにも寄与できたのではないかと思います。
映画をご覧になった皆さんから、いずれも、「あんにょん サヨナラ」を見ることができ、良かったという内容ばかりでした。「昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感」という報道もあり、いやがうえにも小泉首相の8.15靖国参拝も必死との中で、多くの方々がやる場のない怒りを共有しようと会場に来られたのだと思います。
日本軍として戦った韓国軍人・軍属の人々の靖国神社とニッポンへの激しい怒り。それは、戦後補償がないことや遺族の知らない間に、靖国神社に国家の英霊として祀られ、神としてあがめられていることへの驚きさらに主役のイ・ヒジャさんの父の名前を韓国の地の墓誌名に返してほしいとの思い。映画は、これらの描写を韓国と日本の若者たちの視線で実に丁寧に作られており、そのことへの共感がアンケートにも多く、書き綴られていました。「靖国神社とは何か」「靖国神社の本質が良くわかった」「日本に戦後ない、靖国神社がある限り、戦争は終わっていない」「小泉首相が靖国参拝にこだわる理由がわからない、この映画を見て目を覚ましてほしい」。もうすぐ、8月15日。小泉首相あなたに世界中の人々が注目しています。勇気を持って参拝をやめてほしい。それが「私たちの心」です。