あるツアー旅行に参加した時のことだ。
ラストの日にそれは起きた。
空港に向かう途中、変な所に車が止まってた。更に道が狭い。観光バスが通れないわけだよ。
それで飛行機の時間があるからどうしてもこの時間までに空港へ行かないといけない。
中には買い物をした人は免税手続きを行わないといけない。これが意外と時間がかかる恐れがある。だから余裕を持って行かなきゃならない。
それでしょうがないからタクシーを呼んで分乗して空港に向かうことになった。
5,60代のおじさん数人がたまに食事の席で近くなるとなんとなく話してたんだけど、そのおじさんたちと同じタクシーで飛行機に向かうことになった。
そのとき、おじさん達が妙なことを言うんだよね。私はスーツケース1個しか持ってないのに
「なんでそんな荷物があるの?どこぞの舞踏会でも行く予定かとか」
何の話かちっとも判らなかったけど、とにかく急いで空港に行かないといけないし、こっちも焦ってる状態だ。構ってられないからなんとなく適当に話を合わすというか、誤魔化した。
そしてタクシーに乗る際に
「俺はあんたの亭主か」
と言われながら、おじさんの1人が荷物を乗せていたんだけど、私は自分の荷物はタクシーの運転手さんに渡して乗せてもらったからこれも何のことか判らない。
そして、いざ空港について、タクシーから降りた時、事件が勃発するんだ。
荷物が1個多いわけよ。
「これあんたのじゃないの?」
と言われたんだけど、私のじゃない。その時になっておじさん達がいやに荷物が多いと言っていたのは他の人の荷物を私の荷物と勘違いしていたからだと判った。
違うということを言った。だったらすぐに添乗員に連絡を取らないと荷物がないって騒いでる人がいるはずだとなって、慌ててスーツケースについてる名前を見たらなんと添乗員さんの荷物だった。
なるほどね。
みんなよその国に行ってるから注意して自分の荷物の側にいるわけだ。でも添乗員さんはタクシーの手配を(20人以上が分乗して乗れるくらいの数)しないといけなくて荷物どことじゃなかった。
たまたま、その荷物の側に私が立っていて傍から見たらそれが私の荷物に見えたわけだ。
たったこれだけのことだったのよ。
それで添乗員さんには荷物だけ先にきてますから安心してくださいねと連絡をしたんだけど、あっちからしたら、多分まだタクシーの手配だなんだってそれどころじゃないはず、それにそれくらいのことは慣れているだろう。
あとで全員が空港に集まり、飛行機のチケットを受け取った辺りでやっと一息つくことになったんだけど。
ここでおじさんが言い出したわけだ。
「添乗員さんに迷惑をかけたんだから謝りなさい」
って。
っていうか、おじさん達の勝手な勘違いだよ。私はそれが自分の荷物だなんて一言も言ってない。
なんで謝らないといけないの?って事態なんだけど、もう飛行機に乗ってしまえば2度と会うこともない人でしょ。ここで騒いでガタガタしたくないから、大人の対応かなって添乗員さんに謝ったの。
添乗員さんは当然、こんなことには慣れてるし、むしろ荷物を先に運んでもらって楽だったわけだ。多分電話で知らせが来るまで荷物が消えてることも気付いていなかったろう。
だから、
「別に全部無くなってもいいもんばかりですから」
と笑っていた。
でも私としては内心は納得できないのだ。
でもここで強行になんで私が謝らないといけないの?と言いだすとまたトラブルに発展する。
そばに仲よくしてもらってたおばちゃんがいたから、その人が
「私、よく事情が判らないんだけど、何があったの?」
というので、そのおじさんに聞こえるように事情を説明した。
「つまり濡れ衣ってことね」
とおばさんは言った。
そーーーなのよ、どう考えてもそうなのよ、それで謝らされてる私は何?の世界なのよ。
あとは飛行機に乗るまでそれぞれを時間を過ごし、乗ってしまえば、ビジネスの人もいるし、それぞれ別だからもう会うこともない。
実際成田に着いてからも会わなかった。
だからあの時の私の判断は間違っていなったと思う。
でも後から考えたらえらい悔しいよ。
悪くないのに謝ってる。
だから最悪な旅行として記憶に残った。終わりよければすべてよしと言うけど、まるで逆だ。
その国がイマイチ好きになれない理由もそこにあるような気がしてる。
ラストの日にそれは起きた。
空港に向かう途中、変な所に車が止まってた。更に道が狭い。観光バスが通れないわけだよ。
それで飛行機の時間があるからどうしてもこの時間までに空港へ行かないといけない。
中には買い物をした人は免税手続きを行わないといけない。これが意外と時間がかかる恐れがある。だから余裕を持って行かなきゃならない。
それでしょうがないからタクシーを呼んで分乗して空港に向かうことになった。
5,60代のおじさん数人がたまに食事の席で近くなるとなんとなく話してたんだけど、そのおじさんたちと同じタクシーで飛行機に向かうことになった。
そのとき、おじさん達が妙なことを言うんだよね。私はスーツケース1個しか持ってないのに
「なんでそんな荷物があるの?どこぞの舞踏会でも行く予定かとか」
何の話かちっとも判らなかったけど、とにかく急いで空港に行かないといけないし、こっちも焦ってる状態だ。構ってられないからなんとなく適当に話を合わすというか、誤魔化した。
そしてタクシーに乗る際に
「俺はあんたの亭主か」
と言われながら、おじさんの1人が荷物を乗せていたんだけど、私は自分の荷物はタクシーの運転手さんに渡して乗せてもらったからこれも何のことか判らない。
そして、いざ空港について、タクシーから降りた時、事件が勃発するんだ。
荷物が1個多いわけよ。
「これあんたのじゃないの?」
と言われたんだけど、私のじゃない。その時になっておじさん達がいやに荷物が多いと言っていたのは他の人の荷物を私の荷物と勘違いしていたからだと判った。
違うということを言った。だったらすぐに添乗員に連絡を取らないと荷物がないって騒いでる人がいるはずだとなって、慌ててスーツケースについてる名前を見たらなんと添乗員さんの荷物だった。
なるほどね。
みんなよその国に行ってるから注意して自分の荷物の側にいるわけだ。でも添乗員さんはタクシーの手配を(20人以上が分乗して乗れるくらいの数)しないといけなくて荷物どことじゃなかった。
たまたま、その荷物の側に私が立っていて傍から見たらそれが私の荷物に見えたわけだ。
たったこれだけのことだったのよ。
それで添乗員さんには荷物だけ先にきてますから安心してくださいねと連絡をしたんだけど、あっちからしたら、多分まだタクシーの手配だなんだってそれどころじゃないはず、それにそれくらいのことは慣れているだろう。
あとで全員が空港に集まり、飛行機のチケットを受け取った辺りでやっと一息つくことになったんだけど。
ここでおじさんが言い出したわけだ。
「添乗員さんに迷惑をかけたんだから謝りなさい」
って。
っていうか、おじさん達の勝手な勘違いだよ。私はそれが自分の荷物だなんて一言も言ってない。
なんで謝らないといけないの?って事態なんだけど、もう飛行機に乗ってしまえば2度と会うこともない人でしょ。ここで騒いでガタガタしたくないから、大人の対応かなって添乗員さんに謝ったの。
添乗員さんは当然、こんなことには慣れてるし、むしろ荷物を先に運んでもらって楽だったわけだ。多分電話で知らせが来るまで荷物が消えてることも気付いていなかったろう。
だから、
「別に全部無くなってもいいもんばかりですから」
と笑っていた。
でも私としては内心は納得できないのだ。
でもここで強行になんで私が謝らないといけないの?と言いだすとまたトラブルに発展する。
そばに仲よくしてもらってたおばちゃんがいたから、その人が
「私、よく事情が判らないんだけど、何があったの?」
というので、そのおじさんに聞こえるように事情を説明した。
「つまり濡れ衣ってことね」
とおばさんは言った。
そーーーなのよ、どう考えてもそうなのよ、それで謝らされてる私は何?の世界なのよ。
あとは飛行機に乗るまでそれぞれを時間を過ごし、乗ってしまえば、ビジネスの人もいるし、それぞれ別だからもう会うこともない。
実際成田に着いてからも会わなかった。
だからあの時の私の判断は間違っていなったと思う。
でも後から考えたらえらい悔しいよ。
悪くないのに謝ってる。
だから最悪な旅行として記憶に残った。終わりよければすべてよしと言うけど、まるで逆だ。
その国がイマイチ好きになれない理由もそこにあるような気がしてる。