わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【国際シンポジウムに登壇】 ~へき地のど真ん中から世界に向けて「学び」を語る~

2017年11月12日 | 日本初!教育で立つ村
もう少し京都で秋の風に吹かれたかったが、東京へ。


「ESDによる地域創生の可能性と今後の展開」という国際シンポジウムに登壇した。

立教大学ESD研究所が主催。

ESDとは「持続可能な開発のための教育」という意味。

いまだにESDはわかりにくいと言われている。

私は「素敵な未来を創るひとづくり」と翻譯している。

ま、これでもわかりにくいことには違いないんだけれど。








主催者代表の阿部治先生(立教大学教授)から登壇を依頼された。

「自然学校という取り組みによる地域創生の効果がここまで(泰阜村)出ているのは、世界でも稀有な事例」ということらしい。

「そうかなあ?」と想いつつ、台湾、韓国、インド、スウェーデン、イギリス、ドイツ、そして日本の事例を聞く。

日本からは対馬と泰阜村の2事例。

対馬は最近注目している取り組みだ。

大学と地域の連携「域学連携」を強力に進めている。

泰阜村でも同様の取り組みである「ひとねる大学」があるから、先輩事例の取り組みを食い入るように聞いた。

国境の島:津島は、国内でもアジアのひとびとの間でも一定の知名度がある。

次に登壇した私の泰阜村は、国内でもほぼ知っている人はいなく、海外のひとびとからすれば「???」だろう。

やっぱりちょっと場違いだったかな、と想ったが、「ひとづくり×地域創生」の30年の積み重ねを丁寧に話した。









終わってみれば、海外の多くの人々から強い興味関心をいただけた。

阿部先生が言ってたとおりなのかもしれない。

同じようなことを考えて実践しているひとたちが世界もいることがわかって、なんだかとても嬉しい。







しかし、である。

英語を話せれば、もっと海外の人とも議論できるのになあ、と。

泰阜村への興味関心を強く持ってくれているのに、私がそれに応えることができずにいる。

はがゆい。

もっと勉強しておけばよかったか、とちょっぴり後悔。





とはいえ落ち込んでいる場合でもない。

同志が世界中にいることを確認できたこの時間。

私にとっては、現在位置を確かめる良い時間となった。

もっと外にも目を向けよう。

人口1700人を切った日本のへき地のど真ん中から、世界に向けて「学び」を語りたい。






それにつけても、同時通訳、初体験。

あれ、神業ですわ。



代表 辻だいち




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