わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【泰阜村総合戦略推進官】 ~つくづく泰阜村の教育力に感動する~

2018年01月11日 | 日本初!教育で立つ村
「お、来たね。じゃあ、第2会議室で!」
役場に行くと、奥から笑顔で出てきた副村長。
長身の彼は、颯爽と会議室に向かっていく。
四方山話を5分ほどしてから、本題に入る。


副村長と定例の意見交換。
おおよそ2か月に1度の頻度で行っている。
私はNPOグリーンウッドを代表して、副村長はもちろん泰阜村を代表して。
かれこれ4年くらになるかな。
今年度は少し頻度が高くなっている。
それもそうで、泰阜村とNPOグリーンウッドが協働して政策を実行することが増えてきたからだ。


泰阜村は、次の時代を生き残っていくつもりだ。
「教育」をど真ん中に据えた村づくりを展開することによって、である。
血眼になってIUターンなど都市部の若者を農山漁村に定住させようとする時代。
そんな時代にあって、世のため人のために行動を起こせる人材を輩出し続ける村。
まるで逆を行く発想の戦略。
そんな戦略を進めるために、私は昨年から「泰阜村総合戦略推進官」を拝命した。





私に期待されているのは、「教育立村」の土台作り。
観光でもない、企業誘致でもない、「学び」によって自律的な地域になるための戦略作りと、その着実な実行を期待されている。
村からの給料はゼロ。私の方から「いらない」と言った。
お金よりも自由度がほしい。
「私のようなNPO実践者を庁舎の中に置いておくよりは、野に放った方が良い成果を出せる」という訴えを、この村は受け入れてくれた。


村とNPOのハイブリッドな人材を、この地域が産み出してくれた。
つくづく泰阜村の教育力に感動する。
そのおかげで、縦横無尽に動けている。
私はNPO代表理事として全国を駆け巡るが、同時にその言動には村の政策実現の責任も伴うことにもなる。
それを重荷に感じるのか、可能性と感じるのかは大違いだ。
少なくとも私は、このハイブリッドな立場を「可能性」として捉え、小さな村が教育によって自律するための方策を日々考えている。



さあ、次回の意見交換はいつだろうか。
来年度予算の時期だからまたすぐにその機会があるかもしれない。

代表 辻だいち

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