わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【「ひとづくり×地域づくり」の素敵な未来】

2017年10月29日 | 日本初!教育で立つ村
兵庫県北部の香美町に来た。

兵庫県立兎和野高原野外教育センターの50周年記念式典。

記念講演をお願いされた。

兵庫県は、県内の全小学校の5年生に「自然学校」という5泊6日の自然体験合宿をもう30年ほど実践している。

行政・自治体が積極的に取り組む先進事例だろう。

その先鞭を切ったこのセンターの50周年記念式典で講演できるとは、光栄でもあり、こちらが学ぶことが多い時間だった。






しかし時代の流れや地域の現状に目を移せば、「課題が多い」と丸山所長。

リスクを避け、簡便でコンビニエンスな自然体験が趣向され、過疎化に歯止めがかからない山間部。

「自然学校」という兵庫県の取り組みが、このまま続いていくのか、利用者が減少する中で今後もセンターがどのような軸を持っていくのか。

今回の講演のテーマは「『ひとづくり×地域づくり』の素敵な未来 ~国道も信号もコンビニにもない『絶望的な山村』の挑戦」。

最近の私の講演ではこのテーマが多い。

問題意識を抱えた多くの聴衆が、この講演を機に考えたようだ。






聞けば、香美町(旧村岡町)はやはり「教育」を語る機運があるらしい。

藩校を持っていた歴史、全国に先駆けて野外教育を取り入れた歴史、観光乱開発を身体を張って食い止めた歴史…。

それらの歴史といくばくか重なるNPOグリーンウッド・泰阜村の歴史にも、非常に共鳴していただいた。

やはり、全国には、同志ともいえるひとびとがたくさんいる。

今後、泰阜村と香美町のつながりが生まれるかもしれない。


代表 辻だいち


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