わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【集落のソコヂカラ】 ~わしらが最初から山賊キャンプを支えてきたんだに~

2017年07月20日 | 泰阜村のソコヂカラ
山賊キャンプの開催地:左京キャンプ場。

その地元集落「左京」地区の役員会に出頭。

九州から飛んで帰ってきて、そのままである。


「お世話になります」と挨拶にいったが、当然そのまま懇親会に突入。

たくさんの話を聞いた。

集落の人びとの根底にある想いは、「こどもたちのためなら支援を惜しまない」という強い想い。

この集落を流れる左京川。

山賊キャンプでこどもたちが遊ぶ川だ。

山岳地帯の泰阜村では、こどもが安全に遊べる川にアクセスできるところは限られている。

この左京川では昔、小学生の水泳学習が行われていた。

夏になると、集落の人びとが総出で安全に遊べる川を整備したそうだ。

そしてそれはそれは賑やかな夏だったという。

学校にプールができて、この集落から夏のこどもの声が失われた。







そして今、山賊キャンプがこの集落に来て、こどもたちの声が取り戻されたのだ。

こどもたちの声を取り戻すために、集落の人びとは今でも、夏になると川に遊び場を作ってくれる。

今は重機で整備してくれるが。

わずか10数軒しかない山あいの集落の人びと。

その人々が、厳しい自然環境と向き合って、みんなで支え合いながら明るく生き抜いてきた気質。

そして当初から30年もの間、私たちのキャンプを見守り続けてきた集落の人びとの想い。

「わしらが最初から山賊キャンプを支えてきたんだに」

歴史を刻んできた尊い想いに、感動する。

そして行動に移す人々の力に、感動する。

この想いと力が、山賊キャンプを土台から支える。

熊本地震で傷ついたこどもたちが山賊キャンプにやってくる。

左京集落の人びとは、「左京の底力の発揮だな」と力強くうなずいていた。

小さな左京集落の人びとにこそできる支援がある。

そんな強い自信が、彼らの顔にあらわれていた。




この集落の人びとの想い、全国から集まる1050人のこどもたちに届きますように。

世界中から集まる300人の青年ボランティアたちに届きますように。

そして熊本から来るこどもたちに届きますように。


おこがましいようですが、私も心から祈っている。


代表 辻だいち



最新の画像もっと見る