中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

物のねだん

2007年04月29日 | Weblog

滞在していた頃の北京の物価(1元≒15円)。忘れないうちに記す。(注)生活圏だったリッチな朝陽区の場合。

タクシー:最初の10キロ10元、その後2元づつあがる。
バス:最初の何キロかは1元、その後2.5キロごとに1元
お粥1杯:6元~8元
外食代:中華10元~15元(4~5皿頼んで2~3人で割ることが多かった)、日本レストランのラーメン25元、イタリアンのパスタ35元。
パン:調理パンは3元~5元、スーパーのは1.5元~
スターバックスコーヒー1杯:12元~25元
ブラウスやジャケット:50元~100元
スニーカー:70~150元
靴下:3足10元
マッサージ代:100元前後(全身+足裏120分)
中国国内郵便小包:距離によって単価が異なる。北京~貴陽は3.8元/キロ。書類が多く20キロ以上だったけれど93元ですんだ。
DVD:10元~70元

DVDの値段の幅が広い。日本人の常識外だと思うのだが、ちゃんとしたDVD屋で値札シールがついているDVDでもまけてもらうことができた。58元→38元など。
東京人をきどっている埼玉県民の私としては、「なんぼ?高い!まけてんか!」なんていう値段交渉は絶対できないと思っていた。が、値段交渉のコツは必ずしも気の強さで押すことではないらしいと悟った。以下に私の方法を紹介。
1.あくまで物静かに、買う気もあまりなさそうに「おいくらですか?ふうん、ちょっと高いわね。」
2.小声でため息がちに「これ以上、安くはならないの?」
3.店員が最安値だと言ってくるか、若干割り引いた値段を提示するか、いくらなら買うんだと聞いてくる。
4.首を横にふり、ゆっくり店を出て行くふりして、「じゃ、他をあたるわ。さよなら」
これで、相手はあせって、さらに値下げしてくる→2に戻る。

DVDを20元安く買った後、輸入物スーパーに買い物に行って、日本食用調味料を大量買いしたら、財布のお金が足りなかった(またもや)。スーパーの物は正札だし、店員に閉店時間を聞いていったん寮に戻ってお金をとってきた。するとレジのおばさんは、「あら、あんた、もう戻ってこないと思っていたよ!」
「あはは待たせてごめんね。レシートはまだ残ってる?」
「はいはい、全部あわせて101元2毛ね」
101元はあるけど小銭が無いのでさらに札を渡そうとすると
「いいよいいよ、安くしとくよ。2毛はいらないよ」
店員の口から「安くする」という単語を聞いたのは初めてだったので、驚いて「え?いいの?」と聞くと、「いいよ!また来てね!」と笑顔。

物の値段って、魚心あれば水心なのかも、と思う。

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