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サンショウクイを待つ

2022-08-28 | 日記

9月が近づくと、毎年、サンショウクイはもう来たのかが気になってしまう。ウィキペディアによると夏は本州の山地で暮らす「夏鳥」で、9月上旬くらいに南へと渡って行く小鳥だ。「ヒリヒリ」という鳴き声が結構目立つ鳥だが、最初に出会った時「山椒を食べて辛くてヒリヒリする」ってことだと名前の由来を教えられた。

 海岸近くの山から瀬戸内海へと飛び出していく群れが見れると聞いて、朝早く教えられた山の上まで車で行って見た。海へ飛び出す群れは声が聞こえるとすぐに遠くに飛び去ってしまって、ゆっくりその姿を見ることが出来ない。だが、山頂下の林を探索すると時折り「ヒリヒリ」と鳴き交わしながら木から木へと移って行く10話前後の小さな群れに出会えると分かった。見ていると、嘴で緑色のバッタを咥えていることもある。山椒の実ではなく、虫を食べているのだ。

 今年も、9月になる前からサンショウクイの渡りを見ようと、しばらく前から海際の山を訪ねて出会いを待つ。大きな群れにはまだ出会えないが、それでも一羽・二羽と見かけたり、10羽前後の群れに出会ったりする。9月に入れば本格的な群れを見られると思うので、少々勇み足気味。それほどサンショウクイを気にするのは、それが、少なくともこの辺りでは、渡り鳥観察のシーズン幕開けとなっているからだろうか。

 夏鳥が南へと変える動きや一部のシギなどの渡りは既に8月中から始まっているのだが、大きな群れを作って移動する小鳥としては、この辺りではサンショウクイが最も確実に出会える鳥だ。秋の始まりを連想させる9月という区切りも、「いよいよ、秋の渡りシーズン到来」として分かりやすい。さて、今シーズンにはどんな鳥たちに出会えるだろうか?、と期待を膨らませながらの「サンショウクイ待ち」でもある。

 


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