季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

私の原風景、原体験?

2017-08-18 17:54:05 | 思い出
 ゆく夏を惜しむように蝉が声を限りに鳴いています。。。

 と書きかけて、ブログに以前も書いたわ~と苦笑いしています。
 夏のさなか、必ず心に浮かぶ風景があります。
何十回も夏を越してきて、それぞれの想い出もあるのに、
何故か、私の心をとらえるのは決まって一つの情景なのです。

 祖母に連れられてバスに揺られ、とある夏草生い茂るバス停で降ります。
幼い私は祖母の後になり、先になりスキップしながら進んでいきます。
 細い石段を上りつめると、そこには小さなお堂があり、
正面に観音様が祀られており、三方は開け放されています。

 祖母が一心に祈っている間、私は周りの廊下に出て外の景色を見るともなく見ています。
辺り一面 深い緑。。。 耳をつんざくような蝉の声は、かえってあたりの静けさを募らせます。 何処からともなく漂う涼風。。。

 私たちのほかに参拝の方々もいらしたはずなのに、
私の想い出の中では、祖母と二人っきりです。

 「ええか、悪いことをしたらアカンねんで。
誰も見てないと思っても、神さんや仏さんがみてはる・・・」
いつもの祖母の話が始まります。

 その時は、退屈しながら聞いていたのに、
半世紀は優に超した今でも、夏になると必ず、これらの風景とともに過ごした祖母との時間が懐かしく思い出されて幸せな気持ちに浸ることができます。

 もしかしたら、私の(原風景)(原体験)かもしれないと今になって思うのです。


  今日の絵手紙です。
 お花は苦手で、今まで殆ど描かなかった(描けなかった^^)のに、
今年は、なぜかヒマワリの花はたくさん描きました。
 このヒマワリが今年の最後となることでしょう~
 

 でも、言葉をどう入れるか思案中(入るかなぁ~~?)