季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

良いお年を!

2021-12-20 09:19:21 | 折々の行事
 コロナで明けて、コロナで暮れようとしている2021年。
ブログのお仲間でも、休まれている方、やめられた方。
私の心も大いに揺れましたし、揺れています( ´艸`)

 でも、記事で皆さんに語り掛け、
それに対して、コメントで応じてもらい・・・
 皆さんのところにお伺いし、思ったことをコメントし、
15年続けて紡いできたことです。
たくさんのご縁をいただき、出会ったこともない方でも、とっても親しい友人です。

 街も昨年よりは、年の瀬らしくなってきました。
昨夜は、大いに楽しみにしている年末恒例の(M-1)がありました。
 昨年、一昨年の優勝者を見たとき、
今まで思って親しんできた漫才は大きく形を変えてきたと思ったものですが、
今年は、ぐっと正統派が多く、しゃべくり漫才が多く楽しめました。
 バイトバイトでつなぎ、夢をかなえようとしてきた若者たちが、
一夜にして、シンデレラボーイとなり、シンデレラガールになれるのですから
見ていても力が入ります。
 ところが今年のグランプリは(錦鯉)50歳と43歳のコンビでした。
涙に長年の下積みの日々がおもわれました。

 私が好きな漫才師さんは、サンドイッチマン、和牛、中川家 等々
またまた好きなお笑いが楽しめそうです。

 今年最後の記事となりました。
パステルアート クリスマスカードです。
 では、皆様よいお年をお迎えくださいね。
 


日曜学校の思い出

2021-12-02 13:03:30 | 思い出
 戦後のまして田舎での日々、父は私に少しでもいろんな文化に触れさせたいと思ったのでしょうか。
 休みになりと、どこから探してきたのか、絵画教室、バレー教室・・・
自転車の後ろに私を乗せて連れて行きました。
 何一つとして身につくどころか、幼い私にとってはおなかが痛くなるくらいの心の負担でした。

 ところが、私が飛びつき熱心に通ったのが(日曜学校)でした。

 元華族の奥様が一人で大きなお屋敷に住んでおられました。
広いお庭を抜けて、部屋に上がると、今まで見たことのないような調度品。
おしゃれな色合いのタペストリー。
どちらを見ても、5歳の女の子にとっては、新鮮で驚きでした。

 日曜日になると、あちこちから幼い子から、中高生くらいまでの子供らが集まり、お祈りをし、讃美歌を習い、お話を聞きました。
 クリスマス前になると、クリスマス会で歌う歌の練習。劇のお稽古。
若者数人がお世話してくださったような気がします。

 こんな様子を、奥様は隣のお部屋で、
ロッキングチェアーに座り、ゆらゆら揺れながら、にこやかに微笑みながら見ておられました。
70歳くらいでしょうか~ 色白でふっくらとされていました。

 子供心に私が何よりも驚いたのは、奥様のファションでした。
地味な色合いのロングワンピースに、同色のレースが縫い込まれていて、
膝の上には、華やかなひざ掛け~
 当時は、まだ母親世代は着物姿も多々あり、洋服も簡単なものでした。
心の中で、この姿が(絵)として残り、
あぁ、ロッキングチェアだったんだ! ロングワンピースだったんだ!
レースが縫い込まれていたんだ!とつながったのは、
このころから、数十年たってからのことでした。

 これらのことが、あの当時の私の驚きであり、憧れでした。

 もちろん父は、仏教徒で何よりも戦後間もなくのこと。
異なった文化を幼い私に見せてくれたと今更ながら感謝しています。
 クリスチャンになったわけでなく、勧められた覚えもなく、
世の中全体が貧しい時代でしたが、5歳くらいから、小2くらいまできらびやかな思い出として心に残っています。

 思い出というのは、その時々でしかできず、
のちに、いくら力を尽くしても、高額な金額を払っても作れませんものね。

 きっと、奥様が病気になられたか、亡くなられたかでこの会は閉じられてしまいましたが、今にして思うと、子供たちに対しての慈善事業?
今でいうボランティア事業だったのでしょうか~~???

 クリスマス近くになると、あれらの日々が鮮やかに甦ってきます。