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季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

あらけない言葉

2016-03-26 06:44:54 | お地蔵様
 (まぁ、雑草がいっぱい!)
思わず心にわいてきた言葉を飲み込み、フフ、、と苦笑いしました。

 10数年前、私は月一回の短歌教室を楽しみにしていました。
先生は70歳代半ば、元高校の国語を教えてらした男性の歌人だったのです。

 5年と言う短い期間でしたが、先生は文法を分かりやすく楽しく、
美しい日本語の表現や響きを大切に教えてくださいました。

 ある歌会で私が、
   。。。。。名も無き草の。。。
と詠み発表したところ、
「これこれ、世の中に名前を持たない草なんてないよ。
全ての植物には名前がある。あなたが知らないだけ。
そんなときは(名知らぬ草の。。。)と詠むんやで」と教えてくださいました。

 またある時、歌会の後、和菓子とお茶をいただきながら、
隣に座っている友人と「雑草の事を詠みたいと思い・・・」と雑談をしていた処、
傍で聞いてらした先生が、
「歌を詠もうと言う者が、雑草(ざっそう)なんて、あらけない言葉を使うものやないで。
雑草と書いて、歌の世界では(あらくさ)と読むんや。
(ざっそう)という言葉の響きと(あらくさ)という言葉の響き・・・
日本語には、美しい表現と響きがあることを覚えておかないとなぁ~
これから、それを勉強して行こうな」と。

 まもなく先生は癌で亡くなってしまわれました。

 続いて短歌を学びたいと思いつつも、
余りにも、この先生の歌会が楽しすぎて、他の先生に教わることができず、今日まで来ています。

 今日の絵手紙です
(絵手紙列車)に送った絵手紙、アップするのを忘れていました。
30㎝×20㎝って中途半端な大きさの和紙にかいて居ます(^^ゞ
 
 今気づきました!
上が折れていますね。 あはは~私らしい(^^ゞ
 またまた、(ほたる子さんのお地蔵さま)です。