そよかぜ日記

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馬見丘陵公園・ナガレ山古墳

2012年02月21日 | 歴史探訪
 奈良県の広陵町と河合町にまたがる馬見丘陵公園は、4~5世紀に築造された馬見古墳群と豊かな自然環境の保全・活用をめざして、奈良公園に次いで県下2番目の広域公園として整備が進められている県営公園です。
 この馬見古墳群に属する古墳の一つに「ナガレ山古墳」があります。 被葬者は不明ですが、5世紀前半に作られたものとされています。 全長105mの前方後円墳で、発掘調査と整備工事が行われ、現在は、斜面を葺石で覆い円筒埴輪を配置するなど、築造当初の姿が復元されています。



 前方後円墳は、後円部に埋葬施設を設け、前方部は死者を祀る祭壇であったようですが、時代が下ると、前方部にも埋葬がなされるようになりました。 ナガレ山古墳でも前方部にも埋葬がなされており、その位置がレンガで示されています(下の写真)。



 前方後円墳は日本独自の墳墓であり、日本古代の秘密を解きあかす情報源としても、重要な存在です。 復元された前方後円墳を目の前にして、しばし古代のロマンに浸るのも悪くないものです。



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2 コメント

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Unknown (わんちゃん)
2012-02-22 19:07:05
>被葬者は不明ですが・・・

いつも不思議に思います。
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盛者必衰の理かな? (そよかぜ)
2012-02-22 22:12:35
書く紙も無い時代ですし、記録は散逸するものです。
天皇陵でも誤りが多いようですし、特に皇室に関係の無い豪族の古墳で、その豪族が滅んだ場合などは、記録が途絶えてしまう可能性が大きいのでしょうね。
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