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モニカ=ソスノフスカ・日本初個展「ゲート」

2015-03-04 | art
ポーランド生まれでワルシャワを拠点に活動するモニカ・
ソスノフスカの日本初個展が、銀座メゾンエルメス8階
開催中。3/31まで。

原寸大のゲート=門に、力を加え歪めて着色してから、
天井から吊るされている。実際のゲートを加工したの
ではなく、同じゲートの制作を発注するそうだ。



彼女は実在の建築をモチーフにするそうで、壁、階段、
ファサード、窓、廊下などを断片的に取り出し、造形を
ユニークな彫刻に換えていく。



初来日の時、銀座メゾンエルメスの空間を下見して、今
回はゲートにしようと決めはったそうだが、なぜゲート
だったんだろう。

空間のサイズも影響しただろうが。ポーランドの街を見
回りながら、東京に持って行きたいゲートを物色したの
だろうか?膨大なスケッチ、写真もしくは記憶のストッ
クの中から選んだんだろうか。



ゲートは人のための建築物から、水門やダムのゲートと
いった水から、電子回路のゲートといった電流のための
ゲートなどさまざまな世界で使われている。

共通するのは、開閉することによって出入りをコントロ
ールすることだろう。



大人になると門をよじ登る経験がはるかに少なくなって
いる。子供のころは、門や柵をよく乗り越えたものだ。

見慣れたゲートというか、何気なく通りすぎているゲー
トをちょっと意識するようになる。


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