やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

春木麻衣子・写真と空間のインスタレーション

2014-02-26 | photo
昨日に引き続き、横浜あざみ野「写真の境界展」から。
春木麻衣子さんのこと。2011年写真美術館での「日本
の新進作家展vol.10」
で見て以来。

写真の原理みたいなところからスタートして
コンセプトを決め、イメージが頭の中に具体
的に現れてきてから、それに必要な場所を考
えます。



どこで撮ったということは、見るサイドに委ねられ、彼
女が作りたいイメージにあてはめるように撮影シーンが
選ばれていっているのだと思う。

今回は色がほとんど無くて、白と黒がベースの写真。光
と影の形の妙味が面白い。隣り合った写真に写っている
光と影との関係も見飽きない。



展示空間も白い部屋と黒い部屋で、空間も彼女のインスタ
レーション。

白い部屋には白が主体の写真、黒い部屋に黒が主体の写
真。二つの部屋を結ぶ出入口が長方形に切ってあるんだ
けど、写真にある長方形の扉と相似になっていて、こち
らもコンセプチャル。



白い部屋と黒い部屋を行き来きしていると、写真が表す
フォルム、色、意味に加えて、この空間が表すことや、
ここにいる意味を考えされれて、不思議な感覚になる。

写真に写っている場所や人々、展示空間、そしてボクと
の関係性が単純に考えられたり、複雑系になったり。

本展での多和田有希さんへのインタビュー動画はこちら
なぜだか太宰府天満宮を撮りはった「Dazaifu」だけ
売ってたので購入。こちらもいい。

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