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ダブリンのチェスター・ビーティー・ ライブラリィ

2012-08-18 | art
絵巻物は絵入り本、絵画テキスト本と言われる
ジャンルに入るらしいけど、その海外のコレク
ションの双璧を教えてもらう。

アイルランド・ダブリンのチェスター・ビーティー・
ライブラリィとニューヨークの公立図書館にある
スペンサーコレクション。

アイルランドもニューヨークも行ったことあるけど
そんなコレクションがあるなんて、知らなかった。
何かガイドブックかなんかで目にしてても、興味が
なかったから、目にとまっていない。



ダブリンのチェスター・ビーティー・ライブラリィ
図書館。市内のダブリン城の中にあるみたい。

コレクションの概要というか彼の生涯はここなどによると、
アフリカ銅山事業に成功、40 代にして世界的な大富豪と
なったチェスター・ビーティー卿(1875~1968)が
30 代後半から収集を始め当初は
1,インキュナブラ、福音書を中心とする西洋 の装飾写本
2,デューラーの版画等の稀覯本
を集める。

42 歳のとき(1917)訪日、日本の美に魅了されたそうだ;
3,お伽草子絵「奈良絵本」 約 80 点。
   外国奈良絵本所蔵館 の最大数!
4,平安末期の写本 129 点、絵入版本 106 点
5,北斎を中心とす る日本木版画 800 点


源頼光ら四天王が酒呑童子を退治する一部始終を描いた『大江山物語』

これは凄い。その他、特筆すべきはイスラム美術・文化で
6,バビロニア粘土 タブレット、エジプトのパピルス
7,ペルシャの絵画、多数のコーラン等
世界中を旅してさまざまなものを集めたらしい。

ビーティー卿は 1968 年に 93 歳で没した。遺言により
財団を設立し、コレクションの全ては故郷でもあり、晩年
移り住んだアイルランドに寄贈したそうだ、すばらしいね。
現在の図書館は 2001 年に開館。

スペンサーコレクションのことはまた明日でも。

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