やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

金鳥の発明・蚊取り線香

2013-07-20 | 農・生物
蚊はどこからか家に侵入する。羽音を鳴らして安眠を
妨げられたり(あの音ほんとうるさいねw)、容赦な
く刺されてかゆみが止まらない。

蚊だけでなくいろんな小さい虫が家に入ってくるから、
家ってどこかに隙間があるのだろう。網戸だって完璧
でないし。そのゆるさが風を取り込んで夏の暑さを少
々冷やすのかもしれない。

と思ってたら、カマキリが目の前に突然現れたのには
ホント驚く。親指ほどの大きさやからカマキリからす
れば小さいけど、ちょっと大きくない?親指姫ならぬ
親指蟷螂。



彼は外に逃がしてやったんだけど、蚊は蚊取り線香で
撃退するというか寄ってこないようにする。蚊取り線
香って除虫菊から作られているってのは知ってるけど、
明治時代、日本人による発明だとは知らなんだ。

江戸の頃からありそうな気がしてたから。金鳥の商号
をもつ大日本除虫菊株式会社の社史に詳しい。知って
る人も多いのかもしれないけど、金鳥の創業者=上山
英一郎さんが蚊取り線香の発明者だからなんだね。

1886年(M19)のこと。除虫菊が米国から渡来し、和
歌山県、東京都、熊本県などで栽培され始める。和歌
山県のみかん農園であった上山さんも栽培をはじめた
そうだ。



線香に除虫菊を練り込むことを考案するところが、他の
栽培農家との違いで、1890年に世界初の棒状蚊取り線香
「金鳥香」を発売。5年後には改良した渦巻き型を発売。
英語ではmosquito coil っていうそうだ。



1955年人の手によって渦巻き状に成形してから固める
生産方法だったらしい。その頃から除虫菊の使用はやめ
て、化学的に合成したピレスロイドを金鳥では使うよう
になる。

子どもの頃は、ベープマットやキンチョウリキッドとい
った電気によるものを使っていた。大人になってからは、
昔ながらの除虫菊で作られた蚊取り線香を使ってる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿