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やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

マジックショー・世界ツアー

2013-07-16 | エンタメ
イェール大学に進学した後輩、その後。コンピュータサイエンスを
専攻してるそうだ。それが3年生が終わるこの夏休みに世界マジッ
クショーのツアーをやってるって聞いて驚く。6月にニューヨークを
皮切りにロンドン、イスタンブールと回って、最後が東京だとか!



飯倉片町のITSUKI HALLへ初めて行く。トランプのカードに因んで
52名の客を集めると言ってたディナーショースタイル。客席は日本
語と英語が飛び交うっていうか、英語の割合が多い。嫌な予感通り
マジックシーのトークは英語で。なんとかついてゆくw

笑いあふれる驚きのマジックの数々。彼のマジックは折りにふれて
みたことがあるけど、これだけまとまったのは初めて。開いた本の
単語やセンテンスを当てるのにも驚くし盛りあがる。どういうしか
けなんやろね?

そういう探索系が日本人的なのか?他の国より日本でやるのが一番
むづかしいって言ってたから。エンタテインの表現がおとなしいん
のか。


会場は撮影禁止だったから、ショーのサイトより。雰囲気が近い。

生演奏はフュージョン系ジャズで、キーボードを背の高い黒人が演
奏。最近はフランスのマジシャン達に憧れているとか。フランス語
もマスターしたいそうで、すぐにできそうな勢いw



この後、小豆島で8/1~8/10サマーキャンプを主宰するとか。アメリ
カの大学進学を視野にいれている高校生が参加するもので、2年目。

普通の高校生とはまるきり違ってたけど、もう大学生というより、
普通の社会人をはるかに越えてる感じ。どうなっていくのか、ます
ます楽しみ。

「あまちゃん」の脚本家・宮藤官九郎

2013-07-14 | エンタメ
NHK朝の連ドラは「カーネーション」を久しぶりに見て
「梅ちゃん先生」も引き続き貯め撮りして、楽しんでる
ことはここに書いた

「愛と誠」はあわなそうだったから飛ばして(継続すれ
ば面白かったかも)「あまちゃん」。宮藤官九郎さんの
脚本だけど、快作、傑作やね。

個性豊かな俳優達がたくさん。前半の北三陸編だけでも
結構な人間模様だったのに、後半の東京編で2元化。その
複雑さというか、登場人物の多さを理解できていく楽し
もある。両方行き交う人もいるし、電話やメールでやり
とりして重層化していく。



宮藤さん得意の群像劇。連続テレビドラマの脚本家デビ
ューは『池袋ウエストゲートパーク』(2000年、TBS)。
プロデューサの磯山晶さんが彼をある意味抜擢するんだ
けど、彼の台本を「びっくりするほど面白かった」と語
っている(『プロデューサーになりたい』講談社)。

放送当時は知らなくって、『池袋・・』はビデオで見た
クチ。同年『木更津キャッツアイ』もよかった。映画も
いくつか見たけど。『ピンポン』(2002年)『真夜中の
弥次さん喜多さん』(2005年、監督も)舞妓Haaaan!!!
(2007年)『少年メリケンサック』(2009年、監督も)
『カムイ外伝』(2009年)、みんな面白いけど、ドラマ
の方が好きだ。

というかテレビや映画ということではなく、長時間の枠
で、たくさんの人達が活躍する物語に宮藤官九郎さんの
真骨頂があるのでは。



「あまちゃん」でもそれぞれの役者が主役になるシーン
がある。とても丁寧だし役者にとっては楽しいかもしれ
ないって思う。

天野アキを演じる能年玲奈さんが主役ってことは、その
通りなんだけど、たとえば彼女達の音楽ユニットGMT6
の一人が恋人をとって辞めて別れのシーン。抱き合うの
は天野アキではなく、辞めていく宮下アユミとリーダー
ってところがいいなぁ。天野アキはそばで眺めてるだけw

後からいろんなことが天野アキ目線でわかっていくのも
面白い。先週でいくならば、お母さんがプロポーズをう
けたこと、お父さんが同級生と別れていたこと、お祖父
さんが家に帰っていること、足立ユイのお母さんが上京
していることなどなど。

それぞれの人生が同時に進行していってる感じが、心地
よい。かれらの経過というか人生は天野アキと交叉する
瞬間、露わになる。

それは普通の暮らしがそうだから、ある意味、とてもナ
チュラルだと思う。みんなそれぞれの人生を時間ととも
に刻んでいるだけど、会った時、話した時、ブログなど
で読んだ時、ちらりとその経過がわかる様に。ドラマは
猛スピードで駆け抜けて行くけどねw

しりあがり寿著『あの日からのマンガ』

2013-03-13 | エンタメ
しりあがり寿さんの「真夜中の弥次さん喜多さん」の
世界観がいいなと思い(ここに書く)他をあたってた
ら、311の直後の『あの日からのマンガ』というのが
あることを知る。

朝日新聞夕刊連載の4コマ『地球防衛家のヒトビト』
と月刊コミックビーム発表作を中心に再録されたもの。



『地球防衛家のヒトビト』の方は、2002年4月1日から
の長期連載なんだね。毎日4コマ漫画を描くってどうい
う心持ちになるんだろう。

連載10年くらいの時311が起きて、しりあがりさんは
どう4コマに描くか悩んだそうだ。とはいえ、

時事漫画なのに、なかったように描くっていうのもねぇ

登場人物たちが、等身大で311に出会う様子が描かれて
いく。驚いたり、ちゃかしたり。笑えるから大したもの。
あの頃の、不安な感じがよみがえる。

漫画家も登場人物をつれて、現地に1ヶ月たって現地に
行くんだけど、2ヶ月たってからだけどボクも現地に行
った時の感じがよみがえる。ボクと経験や感じ方でも、
自然に思い起こさせる。

僕は不安が大きかった。怒ってもどうにもならない気がして。
特に原発の問題は、自分の無関心もあるし。賭けに負けた感
じがしますよね。

また月刊コミックビームに発表された5月号~8月号が
本書に掲載されている。こちらは彼の縦横無尽の描き
方で、震災をめぐる漫画が展開。

8月号は地球における破壊と再生を描いて、現代の「火
の鳥」かと思った。



本作は去年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞。


国立新美術館で開催中の受賞作品展

彼のサイトをみてると、六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012で
「六甲ミーツ・アート大賞」特別賞。現代アートにも登場して
はることを知る;


展覧会記録で、ご本人が作品紹介を

インタビューの引用はこちらから。

しりあがり寿「真夜中の弥次さん喜多さん」

2013-02-27 | エンタメ
映画「真夜中の弥次さん喜多さん」の原作しりあがり
寿さんの漫画も読む。「わけわかんない話」がゆるゆ
る、うだうだ、あるときは激しく物語が進む。

主人公、弥次さん喜田さんへ感情移入しにくい漫画だ。
ホモ達の愛に共感しにくいというのではなく、設定や
登場人物がはちゃめちゃだから。



しりあがり寿さんの心象風景というか、自由に飛び跳
ねる発想を楽しむタイプのフィクション。シュールレ
アリズムの作家達が喜びそうな・・でも日本のことに
関する注を相当つけないと外国の人には面白さは伝わ
らないw

リアル=現実と思いこんでいる世界のできごとだって、
自分の思い込みや幻想から離れられないとしたら、もっ
と自由に発想したっていいんだって気になる・・



映画にもなったけど、天野天街さんという方が芝居にし
た方が先だった。「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」
2002年名古屋初演、2003年には北京、ハルピン、重慶と
中国公演、2004年には東京、2005年には名古屋再演があ
ったそうで、観てみたい。

天野さんとしりあがりさんの2005年の対談が残っていて
しりあがりさん曰く、

僕はね、もともとアニメではなく、特撮が好きなんですね。
アニメはリアリティを放棄しているじゃないですか。でも
僕は、ウソでも何かしらリアリティを表現したい。そこに
こだわっているのね。天野さんの芝居も、ありえないシチ
ュエーションなのに、そこにある感情があって、なつかし
かったりする。その方がリアルだと思うんだよね。ただの
でたらめじゃない。テレビドラマなんて単純すぎる。好き
だったら好きという感情しかその人にはないみたいな。

本作でも主人公達がリアルに言及したり、リアルを求めて
いくんだけど、夢か幻覚か事実か最後まで混沌としている。



「自分でもどうなっていくのか分からない」漫画を書き
たかったそうだけど、その手法を好む書き手は少なからず
いる。スティーブン・キングもそうだし、小説家には
いるとは思うけど、漫画では少ないのかな。

初体験、ヘアショー

2012-12-04 | エンタメ
ヘアショーなるものが頻繁に開かれてるって
教わり行ってみることに。どんなものか、よく
わかってなくって、ファッションショーの様に
最先端のヘアを紹介したり、カットの実演をする
のかな位の期待で行く。

場所は渋谷ヒカリエの箱。ミュージカル専用の
劇場の下のフロアーに、1,000㎡と300㎡で、
天井高7mの二つのホールがあったんだね。その
広い方で開催された。

場内はスタイリストで満席、完売。ファッションも
ちょっとこだわりがある人達が多かったし、髪を染
めてる人(しかも多くが茶系)が異様に多かった。



始まるといい意味で予想が裏切られて、とても凝った
楽しいショーだった。原宿をベースに活躍している
トップの10人のスタイリストが、持ち時間10分位で
それぞれの世界観を作り上げる。ちょっとした芝居あり、
ダンスあり。音楽もだけど、映像が凝ってた。

印象的だったのが、ひと昔前のニューヨークをイメージ
させる切り絵の様な映像が、正面スクリーンだけでなく、
壁全体に映し出され、花道中央にはベッドで寝ている
人のイビキ。



ギャングが銃撃戦を行った後、美女4人が登場して、
ベットや椅子に腰掛ける。それをスタイリスト4人が
カットしたり・・立たせてお互い立ったままカット
したのはかっこよかった。

モダンなアフリカをテーマに服、音楽、ヘアカット、
映像でやった方もよかった。カット後イメチェンした
モデルがモダンダンスを披露して拍手を浴びていた。



カットする様子は正面スクリーンで大写しになる。
GOOGLEのメガネではないけど、メガネがカメラに
なるとスタイリスト目線で見えるから、将来面白そう。

連れて行ってくれたスタイリストは、カットの手際の
うまさを解説してくれて、素人のボクとまったく視線が
違っているのも面白かった。

10人のスタイリストのうち、9人が男性だったので、
わけを聞いてみると、夜が長い仕事だから、出産や
子育てで続かない人が多いとのこと。出演者もスタッフも
やたら男がめだった。

NHKドラマ「チェイス~国税査察官~ 」再放送

2012-09-26 | エンタメ
2010年春6回シリーズでNHKで放送された
チェイス~国税査察官~ 」がBSで再放送
してたので全話見る。

「ハゲタカ」後、期待をもって制作された
そうだけど、少しも知らなかった。こいうい
社会派って好きなんだけどね。

脚本の坂元裕二さんによる書き下ろしだから、
NHK向けに勧善懲悪かと思えば、いやいや
どうして、かなり複雑な人間関係とリアルな
感じな国税に、意外な展開と楽しめた。



江口洋介演じる国税調査官とARATA演じる脱税
コンサルタントの勝負なのに、早くも第2話お互いの
接点がうまれていく意外性、勝負をこえた
淡い友情のようなものの芽生え。

菊地成孔さんの音楽がいい。ドラマの音楽とか
手がけるんだって意外に思ったけど、映画の
サントラもチラホラやってはるみたい。



わかんないこともあって、そこは消化不良。
6000億円の遺産相続をどうやって脱税するのかが
最大の見物なんだけど、クライアントというか復讐
相手というか相続する息子を結婚させ、子どもを
作らせるのね。

それは主人公の復讐にとって必要でも、クライアント
にとっては不要だってことがわかる。その時になぜ
コンサルタントに突っ込まないのかなぁっていうのが
不思議っていうかわかんなかった。。

6000億円の脱税は株価操作によって行われるのだから、
海外で子どもを産む理由がないし、説明がなかった気が
するのね。いつか原作を読むか。

写真はNHKのサイトから。収録現場を写真家の
江森康之さんが撮ったもの。

NHK朝の連ドラにはまる

2012-08-26 | エンタメ
朝の連ドラに「カーネーション」以来、
「梅ちゃん先生」にはまっている。それ
まで久しく見てなかったのに。

「カーネーション」をたまたま見て驚いたのね。
椎名林檎の主題歌やアートワークの素晴らしさ、
河瀬直美監督の映画『萌の朱雀』『殯の森』
の主役に抜擢された尾野真千子の主役ぶり!



大正時代に親の反対(この父親を小林 薫が好演)を
押し切って洋服作りを仕事にする脚本も面白かった。

セットも凝ってて、たとえば百貨店に和服を洋服に
替える提案をするところでは、実際に玄関を再現して、
当時のあこがれの百貨店の雰囲気をうまく作ってた。



毎日見るっていうのは無理だから、さっそく録画を
しはじめ、そのうち、1週間分をまとめて後から
見るようになる。習慣みたいなもの。

そして今の「梅ちゃん先生」が始まったら、これまた
結構面白い。焼け跡や蒲田の闇市のセットは映画並に
きっちり作ってあったし。



1週間の始めに問題が起こり、梅ちゃんの活躍や偶然に
恵まれて解決して週が終わるという形やあり得ないことが
起こるという設定にも慣れた。3兄弟は最初好きだった人とは
みな恋が成就せず、違う人と結ばれるとかね。

主役の堀北真希はAlways3丁目以来、この手ははまり役。
おまけにけっこうコメディアンの味もいい。



ここでも父役の高橋克実が好演。がんこ父さんなんて意外な
役どころ。そういえば「龍馬伝」の西郷隆盛も意外で、
新しい西郷像を生みだすことに成功していた気がする。

脇役に銀粉蝶、根岸季衣、世良公典もいい味だしているけど、
徳永えり、木村文乃は美しく魅力的。

撮影終了で10月からは遊川和彦脚本の「純と愛」。3つ続けて
見ることになるかどうか・・

テレビドラマ「外事警察」

2012-06-21 | エンタメ
NHK「ハゲタカ」のチームが取り組んだ
外事警察」というドラマがあったらしい。

2009年の放送だったけど知らなくって、
映画公開(ハゲタカと同じ好きくない
パターン。そのことはこちらに書いた)で
そんなのがあったんだって知る。



6/2映画公開にあわせて、再放送が始まったので録画して
見る。6回シリーズが終わったとこ。1回目からのめり込む
ように見た。

「外事警察」っていうのは国際テロを担当する警視庁外事課の
仕事ぶりを描いたモノ。そういうのは公安が対応してるのかな、と
いう程度のうっすらした認識しかなかったから、外事課があって
1課~3課に分かれているだなんて・・初めて知る。



爆弾、盗聴、スパイ、アジトって遠い国の話みたいなことが東京を
舞台にして、テロリストと外事警察の攻防が描かれる。

そこには官邸(余貴美子さん演じる内閣官房長官もよかった)が
からんだり、警視庁が偽造パスポートや1億円をポンと準備したり。
CIAやアメリカのテロ警備会社が登場する設定で、ホントのことは
知らないけど、説得力があったねぇ。

主役は渡部篤郎さん演じる外事警察の主任なんだけど、好演。
所轄から異動になった部下(尾野真千子さん、カーネーションの
主役、もいい)が戸惑いながら溶けこんで、ある種成長して
いくんだけど、人間関係が危険極まりない。



とくに協力者(石田ゆりこさんがはまり役)と呼んでたけどスパイの
関係がたまらなく面白い。互いに騙し合い、信用し合い、利用し合い、
互いを求め合う。

そこまで言うかっていう本音と本気の科白を渡部篤郎さんが静かに
ぼそっと連発する。それに協力者が仕事をこえて応えていくところに
圧倒される。

この世に真実なんかどこにもない。
それでも人は何かを信じる。
騙されようと、裏切られようと。
信じぬくことでしか救われないからだ。

信じること、認められてると信じなければやっていけないコトが
あるのでは。

アニソンの「ラララ」「ああ・・」「ルルルル」

2012-05-07 | エンタメ
谷川俊太郎さんの余韻続きで、昔のアニメ
主題歌(アニソン)について。

俊太郎さんによれば「鉄腕アトム(1963)」の
作詞と曲にずれがあって、それを埋める
ために「ラララ」を窮余の策で足したそうだ;

「鉄腕アトム」
作詞:谷川俊太郎 
作曲:高井達雄
歌:コロムビアゆりかご会

空を越えて ラララ 星のかなた
ゆくぞ アトム ジェットの限り
こころやさし ラララ 科学の子
十万馬力だ 鉄腕アトム



結果的にだけど曲にリズムを加えることになった
この手法(?)が「柔道一直線(1969)」や
「あしたのジョー(1970)」に受けがれた(?)と
思っている、アトムでやってると。

「柔道一直線」
作詞:梶原一騎
作曲・みぞがみひでお
歌:桜木健一

柔の道に 生命をかけた
男の意地が 火ともえる
よるな さわるな はじけてとぶさ
ああ… ああ… 柔道一直線



「あしたのジョー」
寺山修司 作詞
八木正生 作曲
尾藤イサオ 唄

サンドバッグに浮かんで消える
憎いあんちくしょうの顔めがけ
たたけ たたけ たたけ
おいらにゃ 獣の血が騒ぐ
だけど ルルルル・・・・・・
明日はきっと何かある
明日はどっちだ



ルルルル・・は当初寺山修司さんは
この部分の歌詞も作っていたそうだ。

レコーディング時に尾藤さんが歌詞を忘れ、
アドリブで歌ったところ、寺山さんが
「この方がいい!」と言ったそうである。

どこか作り話の匂いがする。まず忘れるか?
って思うし、歌詞カード見ながら歌っても
問題ないし・・音だけ収録するのだからw

どれも名曲っていうか、錚々たる人達が
かかわっているというか、覚えていない
トコロもあるけど曲は身にしみてるねぇ。
三つ子の魂百までも・・

講談、映画の「水戸黄門」

2012-04-05 | エンタメ
昨日の長唄「鳥羽の恋塚」から映画「地獄門」までの
系譜つながりで思い出したのがテレビ「水戸黄門」。

江戸時代の御三家・水戸藩主である徳川光圀が
モデルとされているけど、実際には江戸との
往復で諸国を回った事実はないのは知られた話。



原型になったのは講談『水戸黄門漫遊記』 が幕末に
生まれ、大変な人気作となったそうだ。基本は同じで
「天下の副将軍」こと光圀がお供の俳人を連れて
諸国漫遊して世直しをするという骨格ができあがる。

いろんなバリエーションができるんだけど、
昭和まで黄門さま人気が続く。明治になっても
徳川副将軍が活躍する物語が人気だったのが
意外な気もするが、研究すると面白そう。



明治末期に映画製作が始まると、時代劇映画の
定番として『水戸黄門漫遊記』ももてはやされ、
戦後にいたるまで数十作品が作られる。

記念すべき映画第一作は「水戸黄門記」
1910年横田商会制作で尾上松之助が主役。
戦後は東映の独壇場で主役は月形龍之介。

平行して黄門モノが民放各局で放送される。
そのなかで一番あたったのが、映画の
月形龍之介をそのままテレビドラマに起用した
TBSだそうだ。超ロングヒット番組になって、
去年12月に終わる。



またいつの日にかテレビか映画で黄門様が
はじまるやろう。