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ねがうこと、ゆだねること

沖縄のノニ全滅だそうだ

2011-12-19 | 農・生物
いつも沖縄産のノニジュースを送ってくださる
義母さんからの知らせで、この秋に沖縄をおそった
台風でノニが全滅したことを知る。

これがしばらく最後になるそうで、沖縄の製造会社
農業法人稲穂は他国からノニを輸入してジュースに
することになるらしい。



今年は台風の被害も多かった。
 7月の新潟・福島豪雨
 9月の紀伊半島台風
 9月の奄美諸島豪雨
沖縄も大変だったとは知らなかった。

沖縄タイムスを探すと、台風2号が
5/28接近。那覇や久米島、宮古島などで、5月の
最大瞬間風速としては観測史上最高だった。



毎日新聞によれば、台風2号を初めとして
台風襲来が相次いだそうで、農家にとっても
厳しい年。県農林水産部が12/13までに
まとめた台風による農作物被害額は過去
10年で最悪の約70億円。

短期間で回復が期待しやすい野菜系はまだしも、
年数がかかる果物系で被害のあった農家は
傷手やろう。

こういった金融支援ほかさまざまな支援が
必要。セーフティネットではないが、災害や
事故への支援は大切だとおもう。費用対効果が
あまりみえない景気対策に財政出動することより
優先してほしいと思う。



折しも沖縄に行っている嫁さんが牧志の公設市場へ
行ったところ、この時期配るように積んである
柑橘類がほとんどなかったそうだ。

シークワーサー、タンカン、クガニ・・
時間が掛かるやろう。回復を祈ります。

稲と里芋

2011-10-01 | 農・生物
久しぶりに農業の手伝い。8月は暑すぎるので
夏休みにしてもらい、9月はスケジュールが
お互い合わなかった。

秋晴れの気持ちのいい日。田んぼに行くと稲は
あらかた刈った後で干してあった。まずはその
雨除けカバーが風で飛ばないような後始末。



一部刈らずに残してあるのは、田植えを
やった小学生
達に稲刈り体験をさせるため
だそうだ。きっと楽しみにしてるやろう。



あとはもっぱら里芋周囲の草刈り。基本は草を残す
農法なので刈った草も畝間においていく。

草を刈っていくとだんだん暑くなってきて
汗をうっすらかいた。風もあって気持ちいい。



茎の色が違うのがあって2種類の里芋が育っている。
聞くともうひとつは、ヤツガシラだそうだ。茎が
赤紫色で食べられる。



ヤマイモの方は茎は食べられない。生産性は
ヤツガシラの方が高いのかも?茎も根も食べれる
のだから。

サトイモの日本への渡来は、稲作が始まった
縄文時代後期より古いらしい。

野菜の発生起源は意外に狭い?

2011-08-15 | 農・生物
トマト、ジャガイモは南米が原産だとか、
スイカ、ゴマはアフリカから来ただとか、
野菜の原産って意外性もあるから話題になる。

農業でもトマトは水をやらない方が美味しく
なるのは南米が原産だからだとか話しにでる。

これを遺伝的に研究した人がいることを知る。
ロシア人のバビロフ(Vavilov)で『遺伝子中心説』
(1928年)を提唱し、栽培植物の起源や地理的中心地
を推定し、8大中心地を定めたそうだ。

ここが参考に引用している
講談社世界全地図はわかりやすい;


バビロフ達の研究をふまえてアメリカ人のハーラン(J.R. Harlan)が
提唱した作物起源の図(1975年)は抽象度が高い;


ここをみても野菜の起源はわりと狭い範囲なんだと驚く。
「山岳地帯や砂漠に隔離されており、古代に各地域で独立的に
 作物化が進められたことが推定される。」

しかもそれらが文明の発祥の地と重なるから面白い;
「作物の起源中心地域は、いずれも古代文明の発祥の地とほぼ一致
 しており、古代文明は農耕の発達によって興ったものであろう。」

古代文明は大きな河川も必要としているけど、
野菜や穀物が育つところで生まれたとも
言えるのかもしれない。

草刈りと機械の故障

2011-07-16 | 農・生物
自宅から農地まで自転車で行く。
汗がどっと吹きでる。。
この暑さの中、農業の手伝い?
「日影仕事で1時間くらいなら」(笑)
「日影なんてないよ、みてのとおり」(笑)

それではと芝刈り機による草刈りを
おおせつかる。芝刈り機なんて久しぶりだ。

淡路島で美術館の運営をやっていた
ことがあって、毎日のように芝刈りを
していた。1000坪をこえる庭に植えられた
芝が夏には伸びる伸びる。

シルバー人材から来て下さった近藤さんを
中心に毎日刈った。それにもまして大変
やったのが芝の始末。産業ゴミ扱いなので
その費用が払えない。。ゴルフ場に
お願いして焼却炉で燃してもらった。。



ホンダの芝刈り機。ガソリンで動くタイプ。
動かし方を教わって草刈りを始める。
じき慣れるが、その生産性の高さが心地よい。
手で刈るより雑だけど、何倍も早いなぁ。

しかもこの暑さでは草取りの意欲が湧かない
のに機械はもくもく刈っていくからね。

右手のレバーとギアで前進後退を操作し、
左手のレバーで芝刈りモーターのオンオフ。
1時間位やった時に左手のレバーが効かなくなる。
あれっ、故障させてもうた。

農家の方に見てもらったけど直し方がわからない。
ここまで。手伝ってるのか邪魔してるのか、って
ほんとよく思う。

だからというわけではないことはよくわかる
んだけど、今日で夏休みにすることになる。
この暑さ、素人には厳しいから去年同様しばらく
お休みにとなる。



田んぼの稲がどんどん大きくなっていて、
株分かれも進んでいってる。草取りとか
見分けのつきにくいヒエ取りとかは
おまかせやなぁ。

ちょっと寂しいけど、大きくなれやって祈る。
手を田んぼの水につっこむと意外に冷たかった。

畑の妖精?

2011-07-02 | 農・生物
不思議なこともあるものだ。
今日は農業の日で、草取りを
鎌を使って始めたのね。

根が深い草があるので、
鎌を鍬に持ち替えて除去した後、
またもとの鎌を手にしようとしたら
見つからない。

まだ始めたばかりのところだから
畝の距離にして2メートル。
たいして動いてもいないから
その2メートル内外に鎌があるはず。

なんで見つからないんだろう?
妖精が持っていったんだろうか。
運んだ気配は感じなかったけど。

4次元ポケットに消失したんだろうか。
そのうち見つかるだろうって捜査は中断し、
別の鎌を農機具小屋から持ってくる。

写真に撮ろうっておもい、2本目の鎌を
その畝に置いてみる;


わかりにくいけど、見失う程でもないでしょ?
午前中ずっと草取り。この季節草の成長が早い。

曇ってたのが晴れてきて暑くなるけど、
まだ風があるからマシ。

2週間前に小学生と田植えしたところも、
すっかり根が張って馴染んできていた。
彼らも草取りに来るそうだ。



引き上げる時も、鎌が気になったので
探したんだけど、やっぱり見つからん。
不思議やなぁ。

小学生の田植え体験

2011-06-17 | 農・生物
近所の私立小学校の5年生が
田植えの体験の日。農家の方と
ボランティア総7人で迎える。

5年生のカリキュラムではこの時期
理科と社会で米がテーマになってるので、
とてもためになるとの先生の弁。

先生も生徒も田植えは初体験だとか
玄米を食べてる人が3割前後いるとか
時代を感じる。



3クラス90名が神妙にしていたのも
田んぼに向かうまで。

サンダル等の履物を脱いで裸足で
入田する時、歓喜の叫びは最高潮に。
キャーキャー黄色い声の賑やかなこと。
あいにくの雨も関係なし。

クラスごとに1列になって、後ろ向きに
苗を植えていく。戦後までの大人数で
やっていた田植えの風景を思い出す。



手分けして田んぼの中をかけづり
回ってやり方を教えてまわる。ぼく
なんかを「先生」っていうのは
やめてくれって言う間もない。

要領がわかってくると面白くなって
きたみたいで、家でもやりたいとか
学校でできないかなぁとか口々に言う。
両親や先生に頼んでみたらとけしかける。



水質や土壌の測定をとある先生に
していただいた。定期的に測って
くださるそうだから何かわかるかも。

子供たちは着替えてお礼の挨拶に
来ると制服だ。賑やかだった連中が
しとやかなお坊っちゃん、お嬢ちゃんに
みえるからおかしい。

「着替えたら手伝えないよ」って
冗談で呼びかけると、「まだまだ
やりたい~」って声が返ってくる。
そりゃ毎日教室で勉強するより格段
面白いやろうな。

彼らが帰った後、残りの苗を植えて行く。
静かな田んぼが戻る。



養蜂を始めた二人組

2011-06-11 | 農・生物
いつも行く農家の片隅で
女性二人が養蜂を始めはった。

蜂を数万匹、箱も10箱(当初は
4箱から)に道具も揃えながら
本格的な養蜂家を目指してる。

去年に8回の養蜂講座を受講して
知り合ったの二人だそうだ。

その様子は国立ミツバチ日記
いうブログに詳しい。写真も
きれいでわかりやすい。



近くから巣箱の様子を見せてもらった。
ネットを頭から被せてもらったので
怖くないハズなんだけど、たくさんの
ミツバチをみると不気味だし怖さは
消えない。

こんな近くからみるのは始めてだ。
まさにハニカム構造が規則正しく
積み上がりそこに働きバチがせっせと
動いている。

格納するのは、花の蜜(蜂蜜のこと)、
花粉、それに卵だ。どこに格納するのか
きちんと決まっている。花粉は一対2個を
両足の節にはさんでもって帰ってくる。


巣箱の出入口は小さいスリットだから大混雑


巣箱には9列の巣が入る(写真は6列)。一列につき一匹の女王蜂

働きバチはメスだと聞いて驚く。
メスの園なんだね。
オスは1匹だけで生殖の役目しかない。
用が済めば追い払われると教わる・・
どうしてもオスの哀しさに同情してしまう。

行動半径は約3㌔とかなり広くって
国立駅のあたりまで行くらしい。
花に集まるミツバチを見かけると、
もしかして彼等のかなと思う楽しみが増えた。



花のシーズンも終わり、
蜂蜜を収穫したらしんだけど、
まだ彼等用くらいで、人間用は
今後の楽しみらしい。

昨秋に昔からの仲間が蜂を
蜂を飼い始めた
って言ってたし、
養蜂のNPOなどを始めたともちらほら
耳にするから流行ってきている
のかもしれない。

小麦刈り

2011-06-04 | 農・生物
今日の農業は小麦刈り。

今年はうどん用の農林61号と
パン用のライ小麦という
2種類を栽培してはった。

どちらも生育良く成長し、
61号の方は先週刈ったので
今日はライ小麦刈り。



ライ小麦はまだちょっと青い。
もう2週間経つとしっかり
いわゆる小麦色になるらしい。

ただもう田植の準備をせなあかんから
刈って干すことによって熟成
させることに。

農家の方がコンバインって機械で
小麦を刈った後から、それを
手押し車に積んでビニルハウス
まで運んでいく。



初夏の陽気で暑かったけど、
風があったから気持ちいい。

ところが小麦を干すのはビニル
ハウスの中やったのでこれは暑い。
汗がどっと吹出す。日頃の不摂生が
一気にでた感じ。

下着のシャツを脱いで乾かす。
上着を着て作業を続ける。

柿の若枝の「捻枝」

2011-05-21 | 農・生物
畑はもう初夏の様相だ。
汗ばむ陽気になってきた。
今日は風があるから救われる。

稲も無事一斉に発芽していて、
数センチになっていたから、
一安心らしい。

発芽したらしたで鳥が食べに
くる心配もあるらしいけど、
それも一山こえたそうだ。

それでも稲床を育てているビニル
ハウスの戸締りは慎重にして、
鳥が入って来ないようにする。



今日のメインは柿の若枝の剪定だ。
太い枝のあちこちに若芽が育ち始めて
いるのを取っていく。

帰宅して調べたら、「捻枝」と
いうそうだ。捻ってとっていくから、
こう呼ぶらしい。

まだ若芽だからさくさく取りやすくて
気持ちがいい。この時期を逃すと、
硬くなって取るのが大変になるらしい。



枝の先にはもう花が咲いている、
早いなぁ。色も橙色だし、花弁の
付き方がなんとなく柿の実を想像
できちゃう。

足元の花などを踏まない様にとか、
だんだん要領もよくなってくるけど、
まだ道半ば。柿は10本はあったから
けっこう「捻枝」したことに。

堆肥好きなカブトムシの幼虫

2011-05-14 | 農・生物
稲作りの準備を始めるのは、この時期。
田植えが6/17に決まったので、
だいだい1ヶ月前。

堆肥作りの温床を片付ける。
外に運び出しながら、
堆肥を見ていると、
生物が爆発的に増えているのがわかる。。
カビ菌、小さい虫々、見えない微生物などなど。



カブトムシの幼虫も3匹発見。
夏に卵から孵って少し大きくなり
冬の間は冬眠。4月位から再度
成長を始める。

カブトの幼虫は堆肥好きといわれ、
この2月に作り始めた
温床に冬眠から覚めて
引越して来たんやろう。

この幼虫はまだ3㌢位だけど、
これが10㌢近くになる。
何年か前に堆肥を返しているときに、
それは大きな幼虫にでくわした時は、
ギョエって大きな声をだして驚いた。



さて、今日のメインはビニルハウスの上に
2間のよしずを3枚ならべること。
ちょうど手伝いに来てくれた
女性2人と合計4人で。きれいでしょ;


土をキレイに平らにした後、コメの
苗床を並べていく。

小麦はかなり実る。

サクランボウはほんのり甘くて美味。