goo blog サービス終了のお知らせ 

やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

ミミズの引越

2011-04-16 | 農・生物
クリスマスの日に枯葉で
作り始めた堆肥ができあがってきた。
もう発酵はほとんど終わって
腐葉土となっている。

からから軽かった枯葉が
どっと重くなり、葉っぱの
原型をかろうじて保っているが
かなりが土になりつつある。


現代アートのよう

今日はその二山を数十メートル
先に移動させた。堆肥の山を
数十回にわけて猫車に乗せて
運ぶのだけど、重くなっている。

良く晴れて気温がぐんぐん上昇し
一枚脱いでシャツ一枚になっても
汗をかいた。

昼には26度になったそうで、
ほんと初夏だ。さいわい風が
吹いていたので気持ちいい。



枯葉を土に変えていくのは
集まってきた微生物や虫の
おかげ。人間がすることは、
ちょっと準備をしたら、
あとは待っているだけだ。

堆肥の山をかき分けても、
微生物は見えないが、ミミズが
ちらほら居るのがみえる。

よく集まってくれたというか、
繁殖するというか、自然の摂理に
ふれた気がする。


真ん中がミミズ

ミミズからしたら今日の移動っていうか
引越は大迷惑だろう。堆肥の中で
眠っていたか、蠕動運動でもしてたら、
いきなり住まいがかき分けられ、
太陽光が差し込んできたんだから。

猫車に運ばれ、新たな日陰で、
次から次へと土が積み上げられ、しまいに
土壌改良材として木酢液がかけられる。

木酢液は炭を作る時にできるものだけど
臭いと感じるし、虫の弱い忌避剤にも
なるんだけど、ミミズ達にはどうなんだろう?

堆肥蒔き

2011-03-05 | 農・生物
農家の手伝いは堆肥蒔き。

「今日は重労働だよ」って
言われたから、ちょっと覚悟して
畑に向かう。

堆肥っていっても土みたい。って
いうか土や、重~いっ!

猫車に堆肥をスコップで積んで、
畝に運んでスコップで蒔く・・
やってることは土木作業と変わんない。

「土を置いてるだけではだめだよ、
パラっとまかなきゃ」とダメだし。

スコップで畝に載せるだけでは
不十分で、土を放りあげで散らさな
あかん・・けっこう大変。



ジャケットはもちろん、セーターも
脱ぐ。シャツと薄いセータって
格好になっても汗をかく。

寒い寒いって家で暖房にくるまってる
より、役に立って、心身も気持ちよくって
いいことずくめ・・って思わな
重くて大変。身体が慣れてないから。

小1時間くらいやってバテバテに
なると、ようやく慣れてきたのか
身体が軽くなって楽になる。



化学肥料は少量で済むし、軽い。
「だから農家が飛びついたんだよ」って
教わって、納得。

土壌、作物、作業者など悪影響も
多いけど、その代わりに快適さが
手に入ったわけだ。

それをやめたほうがイイって、
簡単にいえる話でもあるまい。

都市生活者はまさに快適さの
ために健康と、環境に悪影響を
及ぼし続けているのに、自分のことを
棚にのけて、農業者に大変さを
要求しても説得力がない。

化学肥料を使わない農業を
ささやかに応援していくことかな
って思う。

初!麦踏み

2011-02-26 | 農・生物
生まれて初めて、麦踏みをさせてもらった。

踏み残しがないように小麦を
長靴で踏みしめて行く。



いくら小麦のためによいって聞いても、
最初はどこかにためらいがある。

小麦の分節を促し足腰を鍛え、
霜柱などで浮いた土を抑えて活性化になるそうだ。
せっかく数センチに伸びていた若芽を踏むと、
ぺしゃんこで立ち上がれないまま。



百獣の王ライオンが、幼いライオンを崖の下に
落とすような心境みたい(とは言ったものの、
ライオンはほんまにそんなことするんやろか)。

狭い日本ならやれるかもしれないけど、
アメリカなどの小麦の広大な穀倉地帯でも、
麦踏みをするんだろうかって農家の方が言ってた。
トラクターみたいなのでローラー作戦でも
するんやろうか?



この歳になっての「初」って貴重だと思う。
なかなか初って出会わなくなる。

それと同時に今日って言う日も初だし、
同じ様に見えるすべてのものも
昨日とは違うんやけどね。

違って見ることも、同じだって
感じることも可能だ。
・・モノは考えようだなぁって思う。

初麦踏みで、普段使わない肉体や
頭が刺激さて、いいことを思い起こす。

初雪のなかで温床づくり

2011-02-12 | 農・生物
ようやく雪が降る、関東も。
いままでさっぱりだったから、
遅まきながらやね。

ちょうど農業を手伝う日で
畑に行ったら、雪で一面が
覆われている。



そんななか、軍手で作業を
始めるという失敗をやらかす。
雪が軍手に染みこんで、やたら冷たい!

こりゃ耐えられないってネをすぐあげる。
農家の方にヘルプを求めると、
笑いながらゴム手袋を貸してくださる。

雪の中での手伝いなんて初めてだから
防寒して行ったんだけど、軍手は片手落ちw



今日は温室の中に、野菜や稲の苗床を
あたためるヒーターならぬ温床を作る。
熱源は堆肥の発酵力。

農家の方が3畳敷きの木枠を準備して
いたので、そのなかに発酵させる落葉を
どしどし入れて、踏んで刻んでいく。

 
発酵済鶏糞や水を混ぜ込んで発酵させるのね。
1週間もしないうちに、6~70度にも
温度が上がるから不思議だ。

逆に温室だから温度の上がりすぎにも
ケアが必要だとのこと。

ぱらつく雪をみながら、
せっせと落ち葉を運んで行った。

お米「つゆ姫」を食べる

2011-02-02 | 農・生物
昨秋にデビューした山形県の新種のお米
「つや姫」を食べてみた。

日本での一番普及しているお米は「コシヒカリ」
お米のコンクールも今年で12回目だそうだけど
ずらっと「コシヒカリ」が並んでるでしょ。

「つや姫」は打倒「コシヒカリ」をかがげて、
日本一のブランド米を目指しているらしい。



ぼくがちゃんと知ったのは、一等種の割合が
猛暑にもかかわらず98%とどのお米
より最高になったという日経ビジネスの記事だ。

この一等種信仰もどうかと思うけどね。
サイズと色で決まるわけで、味ではない。

野菜がまっすぐで大きいと値段が高いって
やつと同じだから、どうかなとは思う。



WIKIPEDIAの説明にあるように
つや姫の方が草丈が短いから、
風に強くて倒れにくいのなら、
生産性からは利点。


左側が「つや姫」で、右側が「コシヒカリ」

農家を選んでお米を配布している
っていうから、徹底している。

お役所仕事って、基本は平等が
原則だから、基準に満たない農家には
種米を渡さないっていうのは、
品質を守るには手かもしれない。

ネーミングからCMなどなど本気度が伝わる。




近所の福島屋という気に入っている
スーパーで「つや姫」があったから
3分づきで挽いてもらった。

最近気に入ってるのが、胚芽米とか
3分づき。玄米と交互に食べている。

圧力鍋で炊いてみたら美味しかった。
いつも食べてるコシヒカリの方が
美味しい気はする。それは慣れなのか、
作り手の違いなのか、好みなのか。

たいした味覚の持ち主でもないから
美味しいっていうのが大切、大切。

堆肥作りと餅つき大会

2010-12-25 | 農・生物
ブログを書きためてしまった。
日中とても忙しく、夜に飲み会があって、
その上朝が早いと、一気に書く時間がなくなる。

明け方まで仕事をしていて、
ブログ書こう・・と眠ってしまったり。



この日は朝から農家の手伝い。
枯葉を堆肥にするため、集めて
はった枯葉を堆肥箱に移動させる。

ある程度枯葉を積んだら、
堆肥の元と水を撒く。
今年は強めの肥料を作るために
鶏糞の発酵肥料を米ぬかとともに
混ぜていくことに。



いつもは植物性のものを入れる。
その方が早くできるからだそうだ。
今回の動物性は発酵済みだから
うまく行くのではという期待のもの
トライをされるらしい。

土や作物の状況に応じて試行錯誤を
続けられている。



不登校児たちの収穫祭に顔をだす。
毎年米作りをやってるそうだけど、
5年目の今年はかなりまかされて
やったらしい。

五色塾を主宰され、彼らの指導を
やってらっしゃる農家の小川誠さんに
よれば、去年までは小川さんが
やりかたもわりと定めていった
そうだけど、今年は彼ら主体。

脱穀したお米+餅米を薪で焚いて、
餅つき大会が始まった。
つきたてのお餅を、胡麻、小豆、
おろし納豆、きなこなどで
まぶしていただく、旨い。



リーダー格の高校生が、収穫祭の
司会進行を担っていたけど、
「田んぼに行けたのは週1日くらい。
それ以外は基本的に稲が自分の
力で大きくなったと、自然の恵みのおかげです。」
というくだりがとっても染みた。

こんなお米を作れる子供たちが
どんどん増えてくるといいなぁ。

農家の収穫祭

2010-12-04 | 農・生物
農家の収穫祭が行われた。
昨日は大雨→晴れ→大風と大荒れだったけど、
今日はうってかわってぽかぽか陽気の穏やかな日。

まさに収穫祭日和とみんなにこにこ。
また一年たったんだなと実感する。
(去年はこちら




集まった数十人と獲れたての野菜や
新米を飾って神様にお礼の儀式を行う。

農家の方からお話しもあったんだけど、
病原菌と免疫力の見方の違いなど面白かった。

病原菌を殺そうとする医療と
免疫力を高めようとする医療と考え方に
大きな差がある。病原菌が侵入してくる
意味を考えさせられた。



それからは、餅つきをしたり、
お雑煮を作ったり、食べたり、
飲んだり、話したり。


今年の猛暑は野菜には相当影響が
あったけど、米麦は平気だった。

穀物の力。この夏でも水の供給が
豊富だったから大丈夫だったんだ。



空が青くやわわかな雲がかかる。
あの暑かった夏が嘘のよう。

ジプシージャズやダンスにハーモニカと
舞台も賑やかだったそうだけど、打合せが
あったからお先に失礼させてもらった。


久しぶりの農業

2010-11-20 | 農・生物

一人ではちょこちょこ行っていたけど、
農家の方を手伝うのは久しぶり。

心配された天気も晴れ渡り
最高の農業日和。



まずはキャベツの定植を
やろうと、まずは畝の整地から。
いきなり鍬を渡され、畝の土を
整えようとするんだけど、その重さを
コントロールできない。残念やなぁ。

やっぱ、鍬はまだ難しいねと、
土作りに回される。



稲と小麦のワラが積み上げてあって、
米ぬかと鶏糞で発酵中だった。
測ると45度と下がってきているらしい。

それをかき回しながら、隣に山を作る。
セーターなどスグ脱いで、シャツ2枚で
ぐいぐいワラ運び。発酵してるから重い。



その後は、キャベツに復帰が許され、
マルチという黒いビニールで畝を
覆っていく。

自然農的ではないんだけど、
保湿、保温、虫除けに優れている。
農家によっては夏でも
このマルチを使うらし。

定植の準備が終わったところで
のんびりお茶タイム。
畑からの風が心地よい。

稲野菜果物も実りつつ

2010-07-31 | 農・生物
夏の暑さと雨で作物は急成長
キーウィも

桃も

リンゴも!

コーンも

そして田んぼはジャングル。Pixarの『バグズ・ライフ』の世界!


カボチャやトマトあたりの草を
鎌で刈ってたら、小指をかすって
しまい、血がツメににじむ。

救急箱を探しに小屋に向かったとき
ちょうど農家の方が畑に現れる。
「軍手してた?」
と鋭く指摘されてしまい、
「してなく不注意でした」
とはいえバンドエイドを貼ってもらう。
なんといいタイミング。



そしたらもっとびっくりした。
一緒に田んぼを見回っているときに、彼が
「今度、映画『未来の食卓』の上映会に
よばれて、パネリストなのか意見交換なのか
することになって」と切り出したから驚いた。

「それは偶然ですね。今朝『未来の食卓』の
公開方法が参考になるって、仲間に
メールを長したトコだったのですよ」

イネとヒエの見分け方

2010-07-17 | 農・生物
今日は田んぼのヒエ抜きだ。
イネとヒエはとってもよく似てる。
写真をみてもらうとわかるけど、
右がイネで左がヒエ。

根っこのあたりは違うんだけど、
それは抜いてわかる話。抜く前に
見分けなくっちゃ意味がない。

よく見ると、節のトコロに白い毛の
ようなものが生えてるのがイネ。
ヒエには毛がないって農家の方に教わる。

もうひとつヒエはイネの株の固まりから
少々離れて生えていることが多い。
だから離れて生えているモノをみて
白い毛が無かったら即抜くという感じ。



梅雨明け宣言の通りよく晴れて
気温がぐんぐん上昇した。

最初は元気だから、ヒエだけじゃなくて
コナギが大きくなったものやら、
浮き草で群生しているものやらも、
どんどん取っていた。

それが暑さで汗まみれになっていくと
パタッとパフォーマンスが落ちた。

日頃あたってないから太陽に弱い。
飲んでるアルコールが全部抜けていく。
暑くて暑くてたまらない。風が吹くと
まだいいんだけど、吹かないとサウナだ。



農家の方は暑いといいながら涼しげに
重いモップでコナギなどをごしごし
とってはる。おまけに道行く人に
話しかけられたら悠然と答えてる。

いい風景ですねって言われると、
この田畑を残しといて誇りに
思えるっていうから流石。

休憩の際には冷たいモノを
たらふく飲み、家に帰ってからも
ぐだっとなっていた。