goo blog サービス終了のお知らせ 

イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

戦力が揃ってきている割に

2014-10-07 02:17:00 | イーグルス
 西海岸遠征の@SFに負け、ホームに帰って今度は西地区のSTLをホームに迎えての5試合目は34対28で逃げ切り4勝1敗となりました。

 開幕戦(と言うかキャンプから)歯抜け状態が続いているOLがとりあえず当面のメンバーが揃い(Jason Kelce,Evan Mathisの復帰は2ヶ月先)これでOLの再編成に失敗すると本当に苦しいシーズンになる。そう言う意味で試金石の一戦でした。
 いきなりパントブロックからのリカバーTDを奪い7点リード。ブロックしたのはJames Caseyですが、同時に飛び込んでいるTrey Burtonは先週もブロックを決めていますし53人枠に残したのは慧眼でした。


1 パスラッシュの復活
 先週のSF戦からパスラッシュが効き始めています。先週は一人スクリーン状態が作れるQB/RBが相手なので抜けるのかと思いましたが、今週のパスラッシュを見てシステムと言うか方針を変えたのがはっきりしました。
 それはTrent ColeとConnor Barwinの使い方が根本的に違います。これまでランかパスかを見てからQBに向かう消極的なプレイを義務付けられていたのですが、先週から行く時はスクリーンなどの裏を取られるのを考えずに飛び込むようになりました。それがBarwin2サックCole1サックの数字に結びついています。
 それと、スクリーンを貰った次のプレイで今までならばスクリーンを怖がるようなプレイをしていたのですが、この試合では思い切ったパスラッシュを見せています。去年終盤に近いOLBの使い方に戻ってきているのは良い兆候です(Billy Davisの本来の姿ではないのかもしれませんけれど・・・)


2 パスルートの修正
 リードを奪った後半は今までみたいなスクリーンかディープで失敗の繰り返しになってしまいましたけれど、序盤はSF戦の最後に見せた10ヤード前後のパスを繋いで行くスタイルが上手くいきました。
 本来Nick Folesはディープに一発を投げるタイプではないと思うのです。特にLeSean McCoyのランを警戒してくる所を突いた10-15ヤードのパスを繋ぐのは、貰っちまったら仕方が無いディープ一発よりも相手ディフェンスに対するダメージが有るのかもしれません。


3 評価が難しいOL
 Jason Petersが小さい怪我が有るようで、オールプロの去年ほどの安定感が有りません。それとKelceのプルアウトやリードブロックの1枚プラスの機動力が無い事も一因でしょう。ランのルートを切り開いているとは言いにくいOLユニットでした。
 McCoyはまだ行き場が無く不満を表すジェスチャーをする場面が見られました。今のOLだと、ゾーンでMcCoyの好きにさせるプレイとダブルチームでルートを作ってそこに飛び込ませる(もちろんMcCoyはそれに従わないのですが)速いタイミングの4-5ヤードを狙うランを併用するべきだと考えます。


4 DBのカバー
 開幕前のプレシーズンで物凄い量のパスインターフェアを取られたDB陣。レギュラーシーズンが始まってからこの反則は減ったのですけれど、明らかにカバーがゆるいです。パスラッシュに問題があった3試合目までとは違い、それなりにQBに圧力を掛けているのにあっさりとフリーにさせている場面が目立ちました。
 これが、単純にプレッシャー掛かってるのにDBがプアーなプレイをしているのか、LB陣がパスラッシュをしている分DBにラン/パス(スクリーン)両面で負担を掛けているのか。そこはもう一度試合を見直す必要が有るかもしれません。が、リードして逃げ切るべき終盤、良い様に投げられたのは大問題です。


5 Chipのコール
 先週、今年初めてリードしたのは良いのですが、第4Q時間を潰せずに逆転負けをしました。今週も2ポゼッションリードからあわやと言う所まで詰め寄られました。
 去年よく見た、ノーハドルから一回セットして。それからサイドラインの指示を見つつ1秒になってからプレイ開始の時間潰し。これはこれで異様に見えたのですけれど、潰すならこれくらいでも良いと思うのですよ。先週・今週といつもの18秒くらい残して次のプレイを始めるクイックテンポでもなく、1-2秒まで潰すでもなく、10秒くらいでプレイを始める半端なプレイを第4Qに見せました。サイドラインの指示でしょうし、今日のSTL相手ならもう大丈夫、翌週以降にランx3だけじゃないんだよ。と言うのを見せ付ける為なのか、まだ時間潰しには早いと考えたのか、全てにおいて中途半端なオフェンスを見せました。Darren Sprolesのランでサードダウンをクリア出来ていなかったらチーム崩壊の2週連続逆転負けを食らうかもしれない危機を迎える所でした。



 結果はヤードは与える代わりに点差はキープしてしっかり逃げ切ったように見えるのですけれど。今のパスディフェンスとランオフェンス、リードした時の終盤に逃げ切る2つの項目に問題を抱えているために安心して見れないです。

 DB陣の中でCBが平均レベルのタレントx4の編成なのがマンマークで厳しいのは戦前からの予想通りなのですけれど、Malcolm Jenkinsのカバーを読まれ始めているのが気掛かりです。
 FSとして最後方でカバーすると言うよりも、実際のボールが飛んでくる15ヤード程度のミドルで網を張ってボールに絡む。そのプレイスタイルの裏を突くようなWR-CBの1対1でのディープ一発を狙われている印象です。3-4でSSがBOXに入った時にSFが浅い、INT増産やミドルでのカバーは厚くなりますが、ディープはCBの負担になります。裏表なので結果論になるのかもしれませんけれど、Nate AllenとJenkinsの使い方の裏表は今後も難しいプレイコールになるのでしょう。


 小さい怪我は続いていますが、次のNYGが終わればバイウイークです。6-1か5-2か、Eagles内部よりもDALなど同地区へのプレッシャーが違うでしょう。復活気配のDAL,NYGとの同地区対戦が始まりますし、次のNYG戦にどう立て直すのかは重要になります。

LaneとKnott

2014-10-01 10:12:00 | イーグルス
 怪我人が続出するOLとILBに2人の選手が復帰します。

 Lane JohnsonとJake Knottの2人がチームに復帰しました。2人ともオフシーズンの禁止薬物使用で4試合の出場停止が終わりました(チーム練習・ミーティングなどにも参加禁止)LaneはRTのファーストチームに戻り、LGにはMatt Tobinが入ってTodd HerremansはRGに戻りました。
 Jason Petersが怪我をしていますけれど、Jason KelceとEvan Mathisが居ない影響は最小限で済むはずです。
 地元誌の記事のよれば、Laneはチームと離れてもしっかり練習をしてきて動きは悪くなかったと言う事です。Dennis KellyとAndrew Gardnerが居ますからコンディションに問題が有ったら使わないでしょう。


 Knottも禁止薬物使用で4試合の出場停止、こちらはキャンプの段階でカットされていました。
 Najee GoodeとTravis LongのIR入りにMychal Kendricksの怪我でILBのデプスは崩壊中、代役のCasey MatthewsとEmmanuel Achoも物足りない働きしかしていません。去年は4番手のILBとしてプレイしていた(スターター陣が怪我無くシーズンを終えたのでILBとしてのプレイ回数は多くは無かったです)Knottが出場停止を終えて帰ってくるのはILBデプスと言う点で大きなプラスでしょう。
 気になるのは、Lane同様にロスター枠外でキープ出来たのにカットした事です。プレシーズンゲームでもサードチーム、下手をすると試合に出して貰えないそれ以下の扱いでした。出場停止処分で腐って練習していなかったのか、(Laneは市販の風邪薬のようなものによる誤検出と主張しましたがKnottはそう言うのも無かったですから筋肉増強剤のようなものを使ったのかもしれません)出場停止の時点でチーム首脳からの信頼を失ったのかもしれません。
 それでも、PSとは言えチームに復帰したのですから、コンディションが整えばAchoに代わって53人枠に昇格する可能性は低くないと考えます。


 Laneの復帰でカットされていたKevin GrafがPSに戻っています。



 Nick Folesも記者会見でアジャストしなければならない。と、ディープのタッチの悪さを認めています。
 速いボールを投げようとする時と普段通りに置きに行く時。フォームが違いすぎるのは問題でしょう。
 そりゃあ速いボールを正確になげれればベストなのですが、時々投げる速いボールの為に全体のコントロールを乱してはマイナスの方が大くなります。
 そう言う所で調整が出来ない選手ではないと思いますし、試合の中、シーズンの中で調整する能力を身に付ける事が出来るかどうか、若手から中堅に成長する為には必要な能力です。

 あと、今年気になるのはスクランブルのタイミングの悪さ。ポケットの中で探しつつ出て行くのではなく、QBキープで最初から持つのか、早いタイミングで投げるか投げ捨て。ポケットに5秒以上じっくり探すようなプレイ、そこからスクランブルに出るプレイの印象が薄いです(全く無い訳ではないですけれど)サックを減らす為に球離れを早くするのが今年の課題とプレシーズンの頃にFolesが言っていたのですけれど、ちょっと今のFolesは状況判断よりも、その原則にこだわり過ぎている気がします。