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イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ワイドナインの犠牲者たち

2012-02-11 12:14:00 | イーグルス
 カス続投確定で一番がっかりしているのはLBユニットでしょうね。また来年もOGにヒットされてランディフェンス崩壊の責任を取らされるのか・・・なんて話をしているのではないかと勝手に想像しています。

 ユニットリーダーのStewart BradleyがFAで抜けて、ルーキーCasey MatthewsをMLBに据えてシーズンを迎えました。

Jamar Chaney
84ソロ 20アシスト 104タックル 1サック 3INT
 Bradley負傷後にMLBとして良い働きをしたのですが、SLBにコンバートされシーズン開幕しました。ニッケル・ダイムでも最後までフィールドに残るマルチタレントとして期待されたのですが、パスカバーはやはり上手くないです。

Brian Rolle
47ソロ 16アシスト 63タックル 1サック 
 Matthewsの未熟なプレイでスターターに昇格し、5-9のサイズ不足を補う運動量で活躍しました。研究された時にサイズ不足がどう影響するか、2TEから5-9を狙われるようになると苦しくなる気がします。

Casey Matthews
29ソロ 9アシスト 37タックル 1サック
 MLBとしてデビューしましたが、リードブロックを外せない、タックルのアングルが悪い、どのギャップからRBが来るかが分かっていないの3拍子でまったく通用しないままスターターを下ろされました。パワーが付いた時にどれだけ変わってくるか、案外2年目で良くなるタイプにも見えていたりします。

Akeem Jordan
26ソロ 6アシスト 32タックル 
 バックアップLB兼STエースなのですが、結局若手のLBが期待はずれでスターターに昇格しているを数年続けています。来年もバックアップから始めるでしょう、そのまま4番手辺りに居てくれるといいのですけれど。

Moise Fokou
15ソロ 12アシスト 27タックル 
 SLBからWLBに移動しTE相手のパスカバーから解放されたのですが、逆側から流れてくるTEをカバーするのがとにかく下手で(スピードに乗ってくるTEに簡単に振り切られる)ビックプレイを何度も決められました。SLBに戻したほうが良いでしょうね。

Keenan Clayton
13ソロ 5アシスト 18タックル 1サック
 縦には速いとか運動能力をどうこうの前に、自分が何処を守ればいいのかが分かっていません。単純なプレイでしか使えないですし、LBとして調整するのは相当手間が掛かるでしょう。


 WLBにRolle、MLBがChaney、SLBにFokouが暫定スターター(MatthewsをWLBで使うかもしれません)なのですが、3人とも2段階くらい成長してくれないと困る、どこか一人良くすれば解決すると言う事がない対処が難しいユニットです。
 MLBにランストップがちゃんと出来る選手を入れたい、ファンの間では1巡MLB指名待望論が強いのですけれど、ChaneyがSLBでFokouのWLB起用が機能していないだけに、この形の強化がどれだけ効果を発揮するのかは微妙です。
 若すぎるユニットですが、Andy Reid流に言えば経験を積む事で今年よりも来年のほうが絶対に良くなるユニット。と、言う形で補強しない可能性も有るでしょう(7.7.6巡指名の2,3,1年目にスターターやらせてます)LB軽視ではないのですけれど、中位指名のLBが育ちません。

 FAではD'Qwell Jackson,Curtis Lofton,Stephen TullochとMLB候補3人が目に付きます。

3位タイ?

2012-02-08 07:55:00 | イーグルス
 スーパーボウルが終わったばかりなのに、もう次のスーパーボウル勝者予想のギャンブルが始まっています。
 ラスベガスのオッズではNEが6倍、GBが6.5倍に続いてうちとPITが7倍で3位となっています(NYGは9倍の4位)この高評価が何処から来ているのかが理解出来ないのですけれど、前評判が高いのは悪い気はしませんね。
 地区優勝のオッズでDAL,NYGより上なのは理解できるのですけれど、プレイオフを勝ち抜いてスーパーまで勝つ可能性はNYGやNOよりもずっと低い、Michael Vickと言うQBの特性やAndy Reidの実績を考えても1月からの3-4連勝は余程対戦相手の運が無いと難しいでしょう。
 カンファレンスファイナル1勝4敗のReid、唯一の勝利の相手はVickでした。つまり、オーソドックススタイルで分析をしっかりして駆け引きが出来るQBと当たらない事が条件になると考えています。
 今回のスーパーボウルもそうでしたが、良い所を出すよりも、相手の良い所を出させない。プレイオフでの戦いはそういう流れになるのが近年の方向性だと見ています。その流行自体が相手の嫌がる事よりも自分のやりたい事を優先するReid流には逆風です。
 
 ラスベガスのプロが付けたオッズを信頼し、来年こそスーパーボウルに勝つチャンスの年。素直にそう思えば良いのかもしれませんけれど、Reid+カス+Vickでスーパーボウルに勝つには、余程の幸運(か主役たちの脳みそ改革)が必要でしょう。

最高レベルのスーパーボウル

2012-02-06 18:18:00 | イーグルス
 スーパーボウル 素晴らしい試合でした。最後の止まれなくてTD取っちゃったはあの後逆転されたらMarion Barber以上の凡ミスとして語り継がれる所でしたけれど、事無きを得たのは本人は安心したでしょうね。

 NE、と言うよりもTom Brady率いるオフェンスにとって、最も戦いにくい相手がNYGだったのでしょう。相手に常に駆け引きを仕掛け、プレイとは関係ないところでも次のプレイに使う仕掛けをばら撒くオフェンスにとって、それに付き合わずにシステムを丸ごと壊しに来るプレッシャー重視型のディフェンス(BALやPIT)には苦戦をする傾向にあります。
 言うまでも無く、Wes WalkerとRob Gronkowskiの2人がメインターゲットで、Gronkowskiが怪我でデコイにしか使えなかった事を考えれば大健闘でしょう。アンダーニースががら空きになっていた事を見ても、TEはある程度放置でWRをしっかりカバーした(SをWRを見させた)結果だと思います。 Aaron Hernandezも活躍しましたが、2枚TEが並べば別の結果だったかもしれません。
 INTもプレッシャーの中、TE目掛けて高さ勝負の競り合いを期待したらカバーがSではなくLBでサイズ負けした不運でした(多分BradyにはLBがあの深さまで付いてるのが見えなかったのでしょう)

 代わってEli Manningの強引にも見える場所に投げ続けたピンポイントパス、こんなの長い間見ていますがEagles戦でこんなに良いEliは見た事がありません。
 同時に、幸運も見方にしていました。Jerod Mayoが通り過ぎてしまったTDパスにしても、もしかしたらMayoが見えていなくて投げてしまっただけかもしれません・・・少なくともEli側から見たリプレイではあのタイミングであそこに投げる理由が無いですし、Mayoから見れば内側は自分とダブルチームだから投げてこない、外に来るだろうと山を張ったら内に来たパスなのではないかと(見直せば分かるのかもしれませんけれどね)生観戦ではそう見えています。
 しっかりしたオーバーすローで大型のWRに高いボールを投げる。DLにチップされない高さから、DBを競り合ってもINTは無い高さに投げ続けたEliのコントロールがNEのカバーを打ち破りました。適当にとってこいを投げている普段のEliとは何かが違う集中を見せました。
 そして、本来NYGのパワーポイントのChirs SneeがVince Wilforkに完封される中、カットバックで右から左に切り返し続けたラン。3rd1の場面で右と左どっちで取りに行くかの場面で最初から左に行って取ったのを見て、NEらしい裏表の使い方(普段は取らせてもいざと言う時には裏を取りに行く)をする余裕が無いのを感じました。ああいう所でWilforkに逆を行かせた上でSneeにはLB2枚ぶつける様な事をするのがNEだと思うのです。


 ミスの無い、最後の最後まで締まった好試合でした。87年のSF-CIN以来のスーパーボウル観戦でもベストの一戦と言って良い素晴らしい試合でした。お互いに小さい損失を出してでも一発で流れが変わるようなダメージを受けないように細心の注意を払いつつも時として大胆に勝負を掛け、それを成功させる。アメリカンフットボールにもっとも必要な駆け引き、分析と実行をする為の準備。本当に高いレベルの試合でした。

スーパーボウル観戦

2012-02-03 12:50:00 | NFL
スーパーボウルの観戦場所が決まりました。
赤坂に有るホブゴブリン赤坂を予約しています
http://www.hobgoblin.jp/Akasaka/tabid/118/language/ja-JP/Default.aspx

現在、私、Takaさん、Hoteiさん、Vinceさん、Tatibanaさん、ブックマンさんの6人で予約を入れて有ります。
まだ席は有るようなので、一緒に観戦したいという方が居ましたらば連絡をください。

カス留任決定

2012-02-01 00:16:00 | イーグルス
 MIAのHC代理だったTodd BowlesがDBコーチに就任し、Juan CastilloがDCとして2年目の指揮を取る事が決まりました。

 Bowlesは現役時代SとしてWASを中心にプレイし1993年引退、その後GBでコーチ見習いとしてコーチ業を始め(95,96年Andy Reidと一緒でした)NYJ.CLE.DALでDBコーチを歴任後MIAではHC補佐兼DBコーチを務めました。Bill Parcells系列チームのコーチをする事が多いようです。

 そしてカスのDC留任、Reidらしい温情人事なのですけれど、能力が有るか無いかとかの問題ではなく切れなかっただけでしょう。ロックアウトなど不利な点も有りましたが、空前の大補強をしてもらってそれを生かせなかった事を考えればカスを有能と言うのは無理です。
 2年目で良くなるのか?普通に考えれば1年目より悪くはならないでしょうけれど、前任者Sean McDermottが悪くなりましたからねえ・・・終盤4連勝も有りましたし、数字上致命的に悪い成績でないのですけれど、上昇中とは思えないです。

 Bowlesの加入がどれだけ助けになるか?これは全くならないと思います。と、言うのもMcDermott時代からDBコーチはDC・HC経験者を呼んでディフェンスアドバイザーと言った役職を兼任してもらい未熟なDCの補佐を頼んできたのですけれど、それが全く効果を表していないですし(ブースに篭りっきりでプレイコールなどにまったく関与していないように見えました)このオフ真っ先にカットされたJohnnie Lynnもそういう立場だったはずです。



 Spagを本気で取りに行っていない印象ですし、カス続投は規定路線だったのでしょう。Jim Washburnのワイドナインと現実路線のランストップをもう少し融合出来ればディフェンスが良い方向に行くかもしれない。LBに核が出来れば少しは変わるかもしれない。淡い期待を持ってFA・ドラフトに臨む事になるのでしょうね・・・・・・