女優をメインにした映画感想のはず

女優力とは、その映画での女優さんの魅力です、女優自体の評価ではなく、また客観性は1ミリありません。音楽やサッカーもあり?

スピード・レーサー:クリスティナ・リッチ

2009-08-01 12:24:55 | 映画
女優力 73%! (マンガのキャラが似合うね)

珍しくおかっぱ風のショートカットで広いおでこを隠したクリスティナ・リッチ。
まぁ、マンガのキャラの髪型なんだろうな。
最近、大人っぽいというか色っぽいシーンが多い役とか良く見てたので、
アニメっぽいクリスティナは久々な感じだけど、元々こういうのは似合うな。
大きな大きな瞳に、こじんまりとまとまった鼻や口の作りはキャラものにぴったりだ。
人間らしいクリスティナも良かったけどね。

マッハGOGOGOの実写版映画として作成されたこの映画。
あまりにCGバリバリの極彩色な予告や紹介の映像を見て、これは期待出来ないと思ったもんだ。
案の定、アメリカでもヒットしたという話を聞かない。
せっかくWOWOWで放送されたし一応見ておくか、結構長いし、つまんなかったら途中でやめようと
思って見始めたもんだった。
ところが、意外と面白いやんこれ(^^;
考えてみれば、あの車同士でドリルやカッターを使った戦いやったり、ジャンプしたりするアニメを
実写にすればどうやったってリアル感が出る訳が無い。
だとしたら、いっそ思いっきりリアル感の無いCGにする作戦も有りかも。
そして、そんなレース場面に合わせれば、世界観自体作り物っぽくしかならかったのかも。
その代わり、話は思い切り王道で分かりやすい。
そう、アニメで作らないなら、こういう作り方しか無かったのかも。

そして、この映画で思ったのが、技術を芸術まで高める感じを出してるところが日本っぽいなと。
主人公は、自分の愛するレースを汚す敵役にレースの高潔さを守るために挑む。
クライマックスでは、敵ボスの所属レーサーを戦いの末破ったとこで終わりにならない。
むしろ、その後ゴールするまでの走りに素晴らしさがある。
そこには、戦うべき敵はいない。
そこで描かれるのは、スポーツや楽器の演奏や絵でも書道でも学問でも、
技術を極めたものが整ったコンディションの中で得られる、
いわいる”調子良く”プレー出来てる状態だ。
正に陶酔感まで感じるほどのドライビングが描かれている。
運転技術を芸術にまで高めた主人公のドライビング、これが本当のクライマックスだ。

最初、軽いなと思ってた走る車の描き方もなぜかそこでは素晴らしく感じてしまった。

ポール・ギルバートがバンド名にしたレーサーXは、カッコいいキャラだったなぁ。
もちろん見かけがだけどね(^^;いいデザインのキャラだと思うよ。
真田広之が、うっかり見逃しそうなちょい役で出てたなぁ。
後、うちの奥さんが教えてくれたがピが情けないレーサー役で出てた。
そのピの役名がテジョなのに、その妹がハルコって何だ?お前ら何人役?
名字トゴカーンだしなぁ、、、
クリスティナ・リッチの役名はトリクシーだっけ、これはなかなか良いね。

名前と言えば、主人公の両親の名前、パパ・レーサーにママ・レーサー。
そうそうタイトルのスピード・レーサーって主人公の名前だったのね。

百万円と苦虫女:蒼井優

2009-08-01 12:02:50 | 映画
女優力 70%!  (微笑む日本人)

居心地の悪そうな微笑みを続ける蒼井優。
良く外国に行った日本人が、良く見せるというあれだ。
理不尽な出来事で前科者となってしまった蒼井が、
家を出て百万円貯まったら居場所を移して行くという話だが、
結局、どこへ行っても人間関係で辛くなるという、、、
なんか暗い話っぽいけど、そこまででは無かったな。

好き同士が、好きと言うまでのだんまりや、その言い方も
日本人らしいというか、静か。
ラテン系のデレノベラは、登場人物がとにかく人の話など聞かず
喋りまくって、ろくに話が進まないが、その100分の1くらいしか
喋らない話だなと思った。
なんせ、ラテン系テレノベラときたら、おまえが好きだとなると、
相手が「あんたなんか嫌いよ、わたしはこの人が好きなの!」と言っても、
「いや、おまえは自分が分かってない、おまえが本当に好きなのは俺だ!」
という、日本人の自分的には信じられないような会話もあったからなぁ。
、、、あれ?話がずれてる(^^;

まぁ、最後には蒼井が前を向いて進めるようになったような感じだったんで、
良かったのかな?
居場所を点々と変える姉蒼井と、いじめられながらも、その場所でがんばる決意をする弟。
対照的な姉弟、どちらもがんばれという感じだったか。

蒼井優は、めちゃくちゃ美人とまではいかないと思うけど、女優としての魅力に溢れてる。
この映画でも、出ずっぱりの彼女を見てるだけでも楽しかったね。
まぁ、彼女みたいな女優が出てると日本の映画も見る気になれて良いね。