ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語238「初めての料理」

2020年04月02日 19時41分16秒 | 日記
小学生の頃、
おばあちゃんは、ちいチャンに、
料理を教え始めました。
料理といっても、味付けは、おばあちゃんです。
だから、最初に教えてくれたのは、
包丁の持ち方と、材料の切り方です。
玉ねぎの皮のむき方と切り方。
大根、人参、ゴボウの皮のむき方と切り方。
包丁は大きくて、恐いです。
最初は、じゃがいものような、
切りやすいものを切らせてくれました。
次は、リンゴの皮のむき方とシンの取り方です。
そして、慣れて来た頃、
大根の千切りを教えてくれました。
大根の千切りは、
大根を輪切りにしてから、千切りにするのです。
5ミリぐらいの幅の輪切りにするのは、とても難しいです。
上が薄くて、下が厚くなったり、
シュパッ!と、切れて輪にならなかったり。
そして千切りは、太くなったり細くなったり。
角材の様な千切りが出来上がります。
大きさがバラバラの千切りだけど、
おばあちゃんは、ニコニコしながら、
お味噌汁を作ってくれました。

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